見出し画像

我が家のおせち

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、お正月といえばおせち料理!お雑煮とおせち料理は地域の特色が非常に色濃く出て大変おもしろい。

お雑煮角餅丸餅問題については、日本鏡餅協会のホームページにはこんなふうに説明されている。

大雑把に言って東日本は角餅、西日本は丸餅文化。お雑煮発祥の地・京都の食文化の影響を強く受けた地域は主に丸餅を用います。

地域的に方言分布的にもバッチリ西日本の高知県、丸餅かと思いきやスーパーに角餅しか売ってない!!

さきほどのホームページ、よくよく見ると、四国の中でも高知県だけ角餅になっている。

高知県のお雑煮
◆特徴◆
もちは角切り、汁はすましが特徴で、土佐藩の山内家の風習からきている。もちをだし汁で煮て、もちが柔らかくなったら椀に入れ、茹でておいた水菜とタイモ(里いも)と花かつおを盛り付ける。

出典:独立行政法人日本スポーツ振興センター 学校安全Web

夫に聞くと、やはり餅は角餅を煮るらしい。別にどうせ煮て食べるんだし、お腹に入れば同じことなんだけど、西日本だから丸餅でしょ!とばかり思い込んでいたのでちょっと驚き。

結局我が家では、夫の分はスーパーで買った角餅、私の分は実家から送られてきた丸餅を煮ることに。具材に関しては、夫からも義母からも特にこだわりや伝統はない!と言い切られたので、滋賀県北部風だし汁に鰹節のみのシンプルお雑煮に。鰹節たっぷり入れると美味しいよ!

滋賀県北部風?もちしかないお雑煮

続きましておせち料理。
こちらは私があまりこだわりなく、どちらかというと夫に合わせる形に。実家で手伝うことはあっても、おせち料理を自分一人で作るのは初めて。私は29日ぐらいからなんとなくネットで見て簡単そうな煮物を作っていき、練物は既製品を夫がスーパーで購入。筑前煮と里芋の煮物が美味しくできた。紅白なますと栗きんとんは実家でも作ってたから、同じように作ってたら大家族かよってぐらい作っちゃった。

では、初めて見るおせちシリーズを紹介します!

夫によって皿鉢風に盛り付けられたおせち

エントリーナンバー1!大丸

ゆで卵 in かまぼこ 大丸

高知県東部で食べることが多いらしい。まんまるの蒲鉾に固茹で卵が入っている。わりと見た目まんまの味。美味しい。子どもが好きな味って聞いたけど、納得。

エントリーナンバー2!ようかん

いろとりどりの羊羹

おせち料理にようかんが入るらしい。なんで?でも途中甘い物食べたくなる気持ちはわかるかも?普通のようかんよりあっさりというか、軽い口当たり。黒っぽいのと、クリアな緑のもの、みかんの入ったオレンジのものが我が家に登場。改めて見るとまんなかすごい色だな。

エントリーナンバー3!田舎寿司

左からこんにゃく寿司、玉子寿司、こんぶ寿司

田舎寿司だよ!って言われたけど初めて見ます。高知だけ?検索してもいまいちよくわからなかった。左はこんにゃく寿司。中に酢飯が入っている。こんにゃくはこんにゃくでお煮しめとかにしたらよかったのでは…?寿司…?

真ん中は玉子寿司。お寿司屋さんで見るような握りとか米 in 厚切り卵じゃない。巻き寿司。カリフォルニアロールみたい。本州では見たことなかったけど、スーパーで見すぎてむしろこれが常識な気がしてきた。そのぐらい普通に売っている。
右、とろろこんぶみたいなのが巻かれたこんぶ寿司。幼い頃、母が作ってくれたとろろこんぶでくるんだおにぎりを思い出す。美味しいよね、とろろこんぶ。

暑かったり、寒かったり、海が近かったり、山のなかだったり、よそから来た殿様の影響を受けたり、地理的要因や歴史的、文化的要因によって日本各地にさまざまな種類があるお雑煮とおせち。そして正月文化。高知でもまだ見知らぬおせち、まだ知らない文化やしきたりがあるかもしれない。高知のみなさん、今年もよろしくお願いいたします。

最後に。これだけ紹介しといてなんですが、年末年始に食べた高知のもので、1番美味しかったのはカツオをはじめとしたお刺身、次に好きなのはかんば餅です。

スーパーで買ったブリ
素朴な甘さが美味しいかんば餅


参考資料
・日本鏡餅協会http://www.kagamimochi.jp/saguru/page4-2.html

・「学校安全Web」お雑煮モデル献立資料https://www.jpnsport.go.jp/anzen/kankobutuichiran/tabid/1106/Default.aspx


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?