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アラサー大共感の漫画「いつかティファニーで朝食を」

同年代のキャラクターに共感できる現実的な漫画が好きだ。
「いつかティファニーで朝食を」はまさにそういう漫画だった。

孤独のグルメが好きなのだが、実際のお店に行くというスタイルが同じなのでアラサー版孤独のグルメ、といった感じ。

食べ物が好きという理由で「朝食」と入っているタイトルに惹かれて読んでみたが、アラサー女性という同属性&登場人物たちの悩み一つ一つに共感できた。

恋愛面だと「自分のことなんて見ていないよね」という空しい瞬間や、誰もそばにいてくれないという絶望感、
仕事面だと「何年この会社にいるんだろう」という漠然とした不安、
諦めていた留学に挑戦したいという気持ち、
勝手に自分の枠を決めてしまうこと、
自分だけが進んでいないような感覚、
家族に依存され自分が何のために生きているか分からなくなる…etc。

この気持ち自分にもあった(ある)、と思える瞬間が多い漫画だった。

個人的には、途中で主人公と付き合うメンヘラ気味で相手を試すようなことをする男の解像度が高くて、すごいなぁと思った。

あくまでフィクションなので参考にするのはおかしいかもしれないが、各々悩みを抱えた登場人物たちがどうやって打破したのか考えると、環境を変えていたのが共通点かなと思う。
(フィクションを参考にしたいくらいには自分も行き詰っている)
まぁ当たり前のことだ。何も変わらない生活からは何も生まれない。

引っ越しでもするか。。


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