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過去の出来事を学んで今に活かしている話

ここ10年くらい、過去に一番調子が良かったときというのを考えることが多かったです。私が過去イチ調子が良かった時代というのは、大学3年生になったころからです。現役時代に不合格だった大学にノー勉で編入試験に合格して、念願の一人暮らしを始めることが出来たときでした。

一人暮らしなので大学までの距離も遠くない場所で生活することができました。それまでは片道2時間かけて短大にかよっていて、通学時間のために生きている感じでした。休み自体は多いので、それなりに学生生活をたのしむことは出来ましたが、大学生としての勉強に関しては全くやっていなかった時期でもありました。

ただ、少人数制の短大だったので先生とも仲良くなることが出来たのはよかったことで、英語の先生がフィリピン人だったのでフィリピンに留学したり、イタリア人の先生とも仲良くなれたのでイタリア留学も検討していました。もし編入試験に落ちていたらイタリアにいっていたかもしれません。卒業旅行はイタリアにいったので、かなり興味が湧いていた時期でもありました。

最近知ったのはイタリア語がある大学は少ないという話を聞きました。けっこう意外でした。なのでイタリアに留学にしていたらそれなりに日本でもできる仕事があったとも思います。ちなみに当時私がおつきあいした彼がイタリア人のハーフでお父さんが名古屋大学の教授でお母さんがイタリア語の講師をしていました。なぜかあの頃、イタリアづいている時期でもあったのです。

そんな時期もあったのですが、大学の編入のために神戸に移り住むことになりました。

神戸はそれはそれはおしゃれな街だったわけです。当時は。編入生だったので単位が全くたらずにとにかく1,2年生と一緒の授業を受けまくり土曜日まで毎日バイトもせずに大学にいっていました。そのころの私はそれだけでも楽しくて仕方がなかった時期でした。4年生になってバイトをするようになったころ、ブランド物に興味がでるようになって、当時は人気があったのでみんな買っていて私も参戦していました。海外旅行もまだ1ドル100円くらいだったので、おおいに楽しむ事ができたのです。

私と同世代の方たちは大学生活が楽しかったと思いますが、私はこのときの充実感は多分人生のなかでも一番大きかったと思うのです

得に、ブランド品をたくさんかって満たされている自分が面白くて仕方がありませんでした。で、最近ようやく、わかったことはあの頃私は自分の波動を高めることをしまくっていたのだということに気がついたのです。留学や旅行なども私が躊躇なくいきまくっていました。やりたいことを後先考えずにどんどんやっていたのです。

そして面白いことに就職した途端夢から一気に覚めてしまったのです。

大手上場企業に就職した私は間違いなく勝ち組と呼ばれる場所にいたのです。ですが、それと裏腹に毎日毎日嫌なことばかりでした。先輩のいじめがあったり、何年も続けられるような仕事ではないと仕事の楽しさもよくわからない時代でした。お給料は確かに沢山あったので、定期的にブランド品や洋服を買っていましたが、別にそれを楽しむことはほぼなくなっていたのです。

まさに天国から地獄の状態でした。

就職のために実家にもどったことからすべてが狂い出したのです。それは親が望む人生に乗ってしまったという最大のミスをおかしていたわけです。なので結婚も急ぎ、それからもまた自分を開放できない親によく思われるための人生を演じ続けたのです

そうして、子どもが生まれたことで私の人生はまた変化を迎えることになったのです。今度は大人になるために自分自身で責任を取る、お金を稼ぐということを意識した人生にシフトしていったのです。そう考えると失敗というのは無駄にならないことだと本当に思えるのです。お金は必要だし、お金持ちになりたいとは今でも思うのですが、幸せになったり、自己満足を得ることとは別物だとも理解できています。

どんな人にも平等に幸運は分け与えられていると思います。カウンセリングをする仕事なので、たくさんの人のお話を聞いて、今不幸のどん底みたいなことを言う人でも、運がいいな〜と思うことがたくさんあります。自分の人生を振り返ってみてもなんですが、人によく思われたいだの、自分がやりたいことよりも優越感を得たい人生を送りたいと思いだすことで多分面白くないことがたくさんやってくると感じるのです。

そして人間は経験が増えることで本当にやりたいことを見失いやすくもあると思うのです。ただ、これまでの私の経験上言い切れることが一つあって、行く必要のない場所だったり、やる必要のないことってどんなにやりたくても年齢を重ねると縁がなくなります。つまりフェイクでのやりたいことっていうのは経験できないようにもなっているのです。

意識的に辛いと感じることでもやる必要があることは経験することのリストに入っているのですが、永遠につづくものでもないのです。これも私は経験してみました。やりたいことが意識的になくても、今この一瞬にやりたいことをやるようにするだけでも満たされ方はかわっていきますし、けっこう面白い出来事に遭遇できます。毎日マンネリっぽい状態でもエネルギーチャージのための充電期間だとおもって隙間で興味あることをさぐったり、やりたいことに取り組めばいいだけです。

私は割とそれを続けることで、安定感を手に入れることができたと確信しています。個人事業主という安定しない仕事を続ける私にとって自分の味方は自分しかいません。その味方をできるだけつよくするという方法を過去の経験から学び、五行陰陽説の手引をえてようやく最近安定的に運営出来ていると実感しています。



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