![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163106954/rectangle_large_type_2_f3d7331258a0a963f20f39dfefc1e595.jpg?width=1200)
仕事に執着する意味を考えてみた結果
先日、知人との雑談のなかで、共通の知人が毎日21時や24時までの仕事を当たり前にやっているという話になりました。そのかいあってか、今度昇進するそうです。私は「頑張りが認められてよかったね!」と感じたのですが、実はその昇進はあまり良いものではないとのこと。管理職にして残業代を出さないためにという流れらしいのです。ちなみに毎日夜遅くまで仕事を頑張るその知人女性は私達の認識ではお給料を上げたいがためだとおもっているので、確かに残業代がでなくなることで、彼女にとっては良い話ではなくなるのかもしれません。
毎日遅くまで頑張る知人女性は、以前の会社でも異常なまでに仕事をしている人でした。ただ、その仕事というのがやらなくてもよい仕事を徹夜してまでやっている・・・という要領があまりよくないやり方です。そういえば、そういう人だったな〜と思い出しました。今の会社でどんな仕事のやり方をされているのかはわかりませんが、まあ傍からみてあまりよい昇進ではなく、残業代カットのための昇進なら、体よく使われるってことになるのかな?という話になったわけです。
ふと、この女性はそもそもこんな働き方をして大丈夫なんだろうか?とおもったわけです。この女性は30代なので今はまだいいかもしれませんが、40代は間違いなくこの働き方はもたなくなります。そういえば、40代くらいになると多くの女性が身体を壊すという話を会社員の知人に聞いてきたのですが、30代の仕事のやり方に問題があるとそうなるわな・・・とおもったわけです。
まあちなみに私も他人のことをとやかくは言えなかったのですが、流石に40代にかなり危機感を感じたので、仕事のやり方を変えました。やっぱり無理して仕事をしていればどこかにしわ寄せがくると感じるので、仕事のやり方、方法は年齢を重ねるごとに考える必要性はあると思います。
その中で私はなぜみんな自分の命を削ってまで仕事に執着するんだろう?という単純な疑問が芽生えました。お金のためなのかな?とおもっていたのですが、多分それ以上に多くの人が仕事で成長していきたいと考えているのではないかと感じるようになりました。
確かに、若いときは仕事で学び、成長させられる部分ってたくさんあります。私も30代に営業を経験しなければ多分なかなか成長できなかったと思います。人に認められたいっていうのももちろんあるとは思うんですが、世の中のことを知りたい、学びたいっていう気持ちが大きいのかもしれないと思いました。ただ、今また時代がかわってきてしまっているので、仕事で学ぶことも変化しているのかもしれないとも思います。
ここのところ倒産する企業も増えてきているという話も聞きます。その理由の一つに後継者がいないともいわれています。それを聞いたときにわたしはかなり納得できたわけです。コンサルなんかをやっていると経営者の方と関わることがかなり多いのですが、それじゃ人は育たんでしょ?と思うやり方が多いという印象がありました。というのも、わたしたちの時代というのは言うことを聞いていれば勝手に昇進しましたし、勝手に役職がついていきました。ただ、それと経営はまるっきり別の話でいうことを聞いてきただけの人が経営者になっても人が育たないのは仕方のない流れです。
20代や30代は必死に自分たちを成長させようとしているんだろうな・・・という印象になりました。多分私もそうだったので、私達の時代からそういう風潮はあったわけです。ただ、私達の世代はまだ大企業にいる人はそのまま昇進したりしているので、言うことを聞いているひとに恩恵のある時代だったかもしれません。
これからの時代の人たちは確かにこれからどうなるのか?という不安はあるかもしれませんが、ピンチはチャンスで古い年功序列制度が崩壊していくわけですから、実力で成長しながら稼げるチャンスでもあります。ちなみにインドは貧富の差が激しいので、そもそも生まれながらに職が決まっている文化でもあったそうです。ですが、ITによってだれでも富を得られるチャンスが巡ってきたそうです。そうして経済大国へと発展していっています。
もし、会社の仕事をがんばって認められたいというのなら、それはもう必要のない事かもしれません。会社の仕事を通じて自分ができることを見出し学ぶのであれば残業であっても今は学びのときだと捉えて頑張ることは必要かもしれません。時間もお金ですからね。投資した時間の回収をどの時点でどのようにするかを考えてみるだけでも、仕事への考え方は変わっていくと感じた知人の昇進話での感想です。