就活応援隊 基礎編 就職は人の縁と時の運
政策、景気、紛争、災害、疫病等様々な社会的リスクや就職活動を始めたタイミング、参加した説明会、出会った人など偶然な出来事により就職は大きく左右される。まじめに考えすぎると何もかもが不安になり行動できなくなる。考えても分からないことなので考え過ぎずに目についたところからとりあえず受けてみよう。
見ただけでは壊れるかどうか分からない橋を渡る前から慎重になりすぎて叩いて橋を壊してしまえば意味がない。壊れるかどうか分からないのだから運に任せて渡ってしまおう。壊れたら、そこからやり直せばいいだけ。失敗を恐れて何もやらないよりましではないか。
自分の就活を振り返ってみるに、なぜその会社を受けたのか、なぜそこに決めたのか、結構いい加減で曖昧だ。すくなくとも第一志望ではなかった。
新聞社か出版社で記者か編集者になるのが夢だったが願い叶わず他に受けたい会社もなく暇していた時に友人が受けると言うので何となく説明会について行っただけだった。説明会だけだと思っていたらそのまま面接があり受けざる得ない羽目に陥り、やりたい仕事を聞かれたが会社のことは何も知らないし志望動機もないので、どうせなら面接をやられる方よりやる方の仕事がしたいと随分不遜なことを言ってしまった。受かるわけないと気にもしてなかったのだが、それがなんと受かってしまった。
入りたい企業には気持ちが入りすぎて空回りし、言いたいことも満足に言えず不合格、期待もせず素のまま受けたところには合格。人生何が功を奏するかわからないものだ。他にもいくつか内定は取ったがこんな私に内定を出す経営陣の懐の深さに惹かれ設立間もない会社だったが入社を決めた。しかも、面接の時に言ったことが効いたのか人事部門に配属されてしまった。
瓢箪から駒のとはこのことか?人生は自分の意志だけで決まらないものだと痛感。就職は自分を認めてくれるところを探す活動だが、どこが採用してくれるか分からないのだから人の縁と時の運を信じていろいろ受けてみよう。
受かったところが君の働く場所だ