公務員電気職内定者(地方上級)の専門試験の感想
出題範囲としては、電気電子デジタル科目は電磁気、電気回路、電気計測、制御、電気機器、電力工学、電子工学、情報通信で、工学の基礎は数学と物理です。
地上の専門試験突破のために、僕が主にやったところや、こうした方がいいということなどを書きます。
1電磁気
これは電気の土台になる分野で、配点が高いので基本的に全てやりました。
ただ電磁波はやりませんでした。難しいし、国家総合職でしか主に出ないので。数学は高校レベルに加えて、大学の基本的なベクトル解析は抑えたほうがいいです。
2電気回路
これも電磁気と同様に電気の土台になる分野で配点が高いのでしっかりやりました。
ただ四端子回路は少しマニアックな気もしますが、2×2の高校レベルの行列がほとんどで難しくないのでやりました。
過渡現象で微分方程式の知識が必要になりますが、一階の微分方程式までやればいいと思います。
3電気計測
これはオームの法則を少し変形させたものや、ブリッジの平衡ばかりがでて難しくないので勉強しました。
ただ本番だと意外に解法が思いつかなかったりしましたので、本番では深追いはしませんでした。
4制御
これは結構好きな分野でした。
高校レベルの微積や、大学レベルの簡単なラプラス変換を知っていれば大体解けました。
ただブロック線図の変形やボード線図は少し苦手でしたので過去問で対策しました。
5電気機器
これは直流機と誘導機と同期機と変圧器の出題がメインです。
公式に入れれば解ける問題がほとんどですが、直流機は少しパターンが多いです。
電験三種の機械の直流機、誘導機、同期機、変圧器を抑えれば解けるようになりますが、全部やろうとすると結構な量になってしまうので、基本的な公式を電験3種の本で抑えて、スー過去で出てきたところをやるくらいでいいと思います。
6電力工学
これは送電がメインです。
電験三種の電力の送電をやればいいですがこれも、電気機器と同様に深追いするとキリがないので、基本的な公式を電験三種の本で抑えて、スー過去で出てきた問題を解けるようになればいいと思います。
7電子工学
これは苦手で、特に穴埋めなどの論説問題があまりできませんでしたし、時間もかかるのでそんなに対策しませんでした。
ただオペアンプなどの演算増幅器や論理回路は好きで、問題も似たような問題が良く出るのでちゃんとやりました。
8情報通信
これは無勉でした。
9工学の基礎
高校レベルの問題がほとんどで、数学は嫌いではなかったので、そこまで苦ではなかったです。
一部大学レベルの問題が出ましたが、スー過去で出るところを抑えるくらいでいいと思います。
物理は高校レベルはセンター試験レベルで止まっていたので、配点の高い力学と電磁気の過去問をやりました。
本番では物理全体の6割くらいは解けました。
工学の基礎はたまに大学レベルの出題もされますが、高校レベルを抑えてスー過去をやれば十分だと思います。