とある非常に寒い1月の会社帰り、Matthias Bitzerというドイツ人のアーティストの展示を観に行った。普段行かないエリアにある土曜日も開いているギャラリーなので、ダンスのレッスンの後にゆっくり行ってもよかったのだが、なんせ繁忙期のため、ストレスが喉元まで出かかっていて、「もうだめだ、芸術鑑賞しないと吠えそう」という爆発までのカウントダウンが始まっており、友達の誘いを断り、一人、夜霧の中、見知らぬギャラリーへの道を歩いた。
前置きするが、今回の展示のタイトルは"canary chorus"(カナリアの合唱)という。
下に展示の説明を付けるが、それだけだと「えっ?カナリアの鳴き声?!シマ子さん、ひょっとして、ストレスがたまって頭までおかしくなっちゃったんじゃない?」と思われかねないので、そこはちゃんと前置きしておく(笑)
なんというか、哲学的と言うか詩的と言うか、わかるようでわからない説明だと思う。何回か読み返してもやっぱりわからなくて、次第にカナリアが頭の中で鳴き始めて、ピピピピピ、ピピピリピ、ピピリピッ、ピリッピィーッ、ピッツピッ、ツ、ツ、ピーッ…ぱたっ、と突然、思考回路が停止して眠ってしまいそうな趣きがある。
そんな哲学的なMatthias Bitzerとは、については下をご覧いただきたい。
彼のHPとドイツ語のYoutubeも1つ載せておこう。
個人的には、作品もさることながら、本人自身もかなりイケメンなアーティストだな、と思う。
では作品へ移ろう。
こちらのギャラリーも、作品の説明が一切ついておらず、タイトルがわからないので、そこは各々の哲学的要素、詩的感覚で想像してみていただければ、と思う。