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休職銭湯日記⑭鹿児島の新進気鋭 サウナ王が手がける「ぬくもりの湯」(鹿児島県出水市)

 本日訪れたのは出水市の「ぬくもりの湯」だ。母親の実家の近くであり、祖母が亡くなってからは誰も住んでいない家を掃除するために出水(いずみ)に来たのだが、そのついでに立ち寄った。
 鹿児島のサウナではめずらしく、サウナマットが置いてあり、シャンプーやボディソープも無料で、整い用の椅子も7脚ぐらいあった。洗練されていて、「何かここは違う!」と感じた。きっと全国レベルのサウナを知っている人が作ったサウナだ!あとから調べたのだが、熊本の湯らっくすや池袋のかるまるを手掛けた、温浴コンサルタントの太田広さんの手が入っているらしい。「サウナを愛でたい」でも紹介されたことのある、有名サウナであることを後から知った。
 なんといっても最大の魅力は、地下水が毎分100ℓが流れ出る水風呂だ。「出水」というだけあって、めちゃくちゃ水が出ていた。「サウナを愛でたい」でヒャダインが「決壊してる!決壊してる!」と言っていた。決壊した川のように勢いよく水が出ていた。見事なオーバーフローだ。
 寝風呂が気に入った。頭だけを置いて、手すりにつかまると、腰と足に水流が当たり、身体が浮いた。それが楽しくて、一番長く寝風呂にいた。
 父と来ていて、出る時間を約束していたので、1時間ちょっとしか滞在できなかったが、休憩室には漫画もあり、もっと滞在していたかった。「NANA」、「ウシジマくん」、「ザ・ファブル」等、漫画のセレクションにもセンスを感じる。
 よくある地方の大きな銭湯だろう、と正直思っていたが、思いがけず、超優良サウナ施設に来れて、よかった。これで460円。安すぎる。



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