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休職銭湯日記⑩鹿児島の新星「時之栖」(鹿児島市田上町)

 休職銭湯日記、記念すべき第10回目は、時之栖(ときのすみか)だ。2020年にオープンした、鹿児島の新星サウナである。
 平日の朝10時台の訪問だというのに、常時5人ぐらい浴場に人がいた。6時半からやっているそうだ。鹿児島の銭湯は朝が早い。
 ジェットバス、電気風呂、スーパーマイナスイオン浴をまわって、水風呂へ。水風呂は、天然水で、水深100メートルと深く、広い。東京の松本湯の水風呂を彷彿とさせる。プールのようだ。立った状態で、手すりにつかまり、身体を沈めて、首まで浸かった。だが、まだまだこれじゃ整えない。
 露天風呂に行ってみる。一人分の浴槽の熱風呂があり、これがなかなか熱くて気に入った。露天風呂にはテレビもあった。テレビは「ノンストップ」が流れていて不思議な気分だった。午前中にお風呂に入るというのは人生で初めてかもしれない。熱風呂で十分身体を温めて、水風呂に入ると、頭がぼーっとしてきてじんわりと整った。天然水というのも身体が浄化されそうな気分になる。
 薬の副作用で午前中がとにかく眠い。実家なので、仕方なく8時に起きたが、誰からの監視もなければできれば13時ごろまで寝ていたかった。けれど、今日は時之栖に行く予定があったので、楽しみで起きれた。休職していて、やることがなく、「何もなければ寝ていたい」とずっと思っていた。寝てればお金も減らないし。明日の楽しみは人生にとって必要だ。明日はどこの銭湯に行こう。
 
 

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