「弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)」は、「優れた技術や才能を持つ人は、道具にこだわらず良い成果を出す」という意味のことわざです。これは、平安時代の名僧である弘法大師(空海)が、どんな筆を使っても見事に書を仕上げたという逸話に由来します。
このことわざは、仕事や作業の本質は道具よりも技術や知恵にあることを強調し、特に才能や熟練した技を持つ人が、環境や道具に左右されず結果を出すことを表す際に使われます。また、「道具を言い訳にしない」姿勢の大切さも伝えています。
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