見出し画像

「青春ってほら、いつの間にか過ぎ去ってるものでしょ?」―先輩の格言集

『先輩の格言』
(誰かにとってすごーく頼りがいのある“お姉さん”が言ってくれそうなセリフ)

※「」でセリフ。すぐ下の文で補足など。


「青春ってほら、いつの間にか過ぎ去ってるものでしょ?」
だからこそ、俯瞰視できない”今”を全力で生きて。



「君が踏んづけてたタンポポ、大事なものだったりするんじゃない?」
後輩をはっと気づかせる。



「ちょっとそのペットボトル捨てておいて。わたし今から未練捨ててくるわ」
自分の強さも弱さも見せる。ただしユーモアを忘れない。



「突然地球が膨らんできたら、太陽に近づくでしょ。それと一緒」
避けようもない未来もある。分かりにくい比喩もある。



「最近ちょっと、たるんでるんじゃない? ハンモックになるつもり?」
ただ甘やかすだけじゃない。だから一緒にいたいと思う。
先輩のハンモックにだったらなりたい。



「パン屋の朝は早いのよ」
ホテルで後輩が起きる前に朝食のパンを用意してあげる。



「辿り着いた頂きが同じなら、より苦労したほうが人生楽しいかもよ」
姉さんはたくましいからそんなことを言う。



「お嬢さん、思った通り、とてもお似合いね。貴方にあげちゃうわよ」
口紅、髪飾り、ハット、何かを試させて、鏡の前で言う。



「絶対よ。あなたなら絶対結婚できる」
先輩は意外と独身。



「ハム、チーズ、冷凍ほうれん草!」
すぐに使えるものを用意させる。



「君はちゃんと努力してきた。努力したから出た涙なんでしょ?」
たぶん後輩の両肩を持って言う。



「JRの野郎はわたしが食い止める。あなたは銀座線で行きなさい」
JRを自在に移動できる怪人が出現したとき。
上野から渋谷までの話かも。



「ウチのかわいい後輩がお世話になったみたいだね……そのお礼に、積分定数で頭カチ割に来てやったよ」
普段書き忘れがちな積分定数は非常時にとっておいてある。



「ほんとに、雨が降ってよかったね」
失恋した妹が、大雨の中を帰ってきたとき。



「わたしがあなたを美しいと言う限り、あなたは美しい」
後輩として泣きそう。



「わたしがあなたを馬鹿だという限り、あなたは馬鹿だよ」
ひどい。



「あなたが天国に行こうとも、地獄に行こうとも、また飲みに連れてくからね」
先輩は後輩のためなら、天使にも閻魔にもなる。



「ほんとうにありがとう」
結局これか。



いいなと思ったら応援しよう!