うつやメンタルの病気であるひとは、人生という名の道に転がっていた石にただつまづいて転んでしまっただけ。石に気をつけながら歩くことができれば、必ず病気でないひとと同じようにしあわせな人生を送ることができると思う。そう信じている。
梅の木は、花を咲かせる春を待ち焦がれているけれど、春に向かって走ったりしない。梅の木には足がないから?そうなんだけど、それだけではない。梅の木は、待っていれば春は必ず来ることを知っている。だから、根を足にしようとは考えない。「土の中で自分に必要な栄養を蓄えよ。」春はもうすぐ来る。
雪の白。青空に浮かぶ雲の白。田舎の軽トラの白。わたあめの白。マシュマロの白。ショートケーキの白。紙の白。苦労が見える白髪の白。これらは、私の好きな白。
人生は、うつむいて歩いたっていい。前を見れない日もあるから。どこへ向かって歩きたいのかが分かっていれば、意外に道は見失わないもの。落ち込んだり暗い気持ちでいるときほど、自分の足を見て、自分の歩きかたを感じて、しっかり地面を踏みしめるんだ。そうしているうちに目的地はおのずと近付く。