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誰にも同意して貰えないと思うけど伸びきった麺類が好き

誰にも同意して貰えないと思うけど、私は伸びきった麺類が好き。
ラーメン屋に行けば、麺やわらかめにするし、カップ麺は30分位放置したのが美味しい。
ほうとうは、どろどろであればあるほどいいし、鍋のうどんはどろどろに伸びきってるのがいいし、ちくわぶはどろどろになってればなってるほどいい。パスタもアルデンテより柔らかい方がいいし、なんなら生パスタのような平たい麺がすき。

正直、バリカタとか、ハリガネとか、粉落としの良さが全くわからない。
ただ粉っぽいだけで、食感もよくないし、何がいいのか、全くわからない。
食べたことがないわけじゃない。
人に合わせて細麺の、そういう文化を食べた事もある。
わからない。
わからない。
私にはわからない。

正直私なんて、口が赤ちゃんのまま成長してないのかもしれない。
熱いものは無理な、完全な猫舌だし、辛いものは食べれない。スパイスなど香辛料が嫌。
お寿司はもちろんサビ抜き。
にんにく嫌い。食べたら胃が痛くなる。
にんにくを抜く代わりに、しょうがを使うけど、紅しょうがは嫌。たこ焼きとかお好み焼きにあらかじめまざってたら食べるけど、焼きそばに添えられていたら、赤い色が移ってる部分も含めて残す。
匂いが独特のきついものは無理。納豆も無理。パクチーやだ。八角ありえない。ハッカもやだ。メンソールのタバコのおかげで慣れてきたけど、ミントは食べるためのものじゃない。チョコミン党の方々申し訳ない。私にはわからない。

ラーメンに胡椒をかけることもしないし、パスタにタバスコをかけることもしない。蕎麦にわさびは当然やだし、うどんに七味もかけない。

そう考えると、私は離乳食が1番好きなのかもしれない。
普通に炊いたご飯は好きだけど、おじやとかお粥も好き。でも味のないお粥は嫌い。
贅沢なのだ。

結局小麦粉より出汁(アミノ酸)が好きなのかもしれない。
というか、小麦粉っぽさがダメなのかも。
パンも食べるけど、柔らかい方が好き。
ダブルソフトとふんわり食パン(耳まで白いヤマザキの食パン)が1番すき。
バケットも食べるけど、どうしてもそれじゃなきゃとは思わない。硬すぎてボロボロになるバケットは食べずらいから、避けているかも。

カップ麺30分放置が美味しいは、偶然だった。その時働いていた職場で、デスクでお昼を食べようとカップヌードルカレーにお湯を入れた。お湯を入れて待ってる間に上司に急ぎの仕事を言い渡された。お預けになった、カップヌードルカレーを恨めしく思いながら、仕事を片付けた。その時間30分か1時間程度。仕事を終えて、もう食べられないよな…。今日はお昼抜きか…。と思いながら、それでも諦めきれずちょっとかき混ぜてみたら、麺の形は残ってる。食べられないこともないのでは?と、天地をひっくり返してかき混ぜたあと恐る恐る口に運んだら、おいしい!辛いものが苦手なので、カップヌードルカレーは私の中では刺激強めな食品なのだけど、その放置されたカップヌードルカレーは、いい感じに麺がスープを吸って、辛さもそんなに感じない。
ということで、カップ麺30分放置が美味しい説が、私の中で爆誕したのだ。

発酵食品が食べれない、というのは前書いたっけ?
20歳になって、アルコールが解禁されて、喜び勇んで飲んでみたけれど、全く身体が受け付けない。鍛えれば飲めるようになる、という、諸先輩方の話を聞いて、毎日少しでもアルコールを摂取しようとしたけど、体に残るのは倦怠感のみ。
アルコールで楽しくなる、ということは感じた事が一切ない。ただただ体調が悪くなるだけ。
酔っ払って顔が赤くなることはなく、ただ白く、青ざめて行くだけ。

母親もアルコールが飲めない人だった。
だから、私にはアルコールを分解する能力が皆無なのだ。

20でアルコールが解禁されて、数年抵抗してみたものの、全くなにもいい事はなかった。
そこで分かったのだ。
私には発酵食品を分解することが出来ないのだと。
今まで好き嫌いで、発酵食品が食べれない、いけないことだと思っていた。
納豆も、お漬物も、本格的に作られたお味噌も、醤油も。
好き嫌いはいけない事だと思っていたけど、好き嫌いじゃない。私には発酵食品を分解できないから、身体が受け付けないのだと。

お漬物は、浅漬けと、浅いぬか漬け、野沢菜は緑の奴ならたべられる。茶色くなったら、食べれない。高菜チャーハンとか、高菜ご飯は無理。
ヨーグルトと、プロセスチーズ、モッツァレラ、チェダー、パルメザンは食べられるし好きだけど、カマンベールをはじめとした、カビ系は無理。

もう、口が赤ちゃん以上に赤ちゃんなのだろう。

ただ、薄味がいいのか?と問われればそうじゃない。埼玉の田舎の価値観(甘い方が贅沢だから、甘くするものは甘ければ甘い方がいい)て育っているので、味付けは濃い方だと思う。
卵焼きを焼けば卵1個に対し大さじ1位の砂糖と、白だしを足す。
ばあちゃんは、ミートソースにも砂糖を入れてたし、煮物も最大限に甘かった。おでんにも少量の砂糖を入れるので、私もいまだにおでんに少し砂糖を入れてしまう。流石にミートソースには砂糖入れないけど。

そういえば、子どもの時土瓶蒸しが好きすぎて、松茸はもうなくなっているのに、少し松茸の匂いが移ったお出汁にすだちを絞ったものを、ひたすらおかわりして、ぶっ倒れたことがある。火を通してあるはずの、お出汁の中のお酒に酔っ払ったのだ。
味噌汁は朝作りたてのものより、少し残って卵を足したお昼のお味噌汁の方が好きだった。
大人になった今も、お味噌汁は沸騰させちゃいけないとか言うけど、グラグラさせて完全に発酵を飛ばしている。
その方が美味しいというか、そうしないと飲めない。
不可抗力だ。

麺類の話に戻そう。

昔、元旦那と山梨に行った。私は本物のほうとうをめちゃくちゃ楽しみにしていた。
元旦那は、うどんが嫌いな人だった。
でもまあ、せっかく山梨に来たのだからと、ほうとうを2人前頼んだ。
注文してから煮始めるので、めちゃくちゃ待った。
やっと出てきたほうとうは、まだ芯が残り、私の理想とするほうとうでなかった。私はうどんが大好きで、本場のほうとうを本当に楽しみにしていたのだ。
でも2人前が同じ鍋で出てくる。
私としては、提供されてからも、もう少し置いてから食べたくて、麺をあまり食べなかった。
私のそんな気持ちは元旦那に伝わる訳もなく、まだ麺が硬い、私としては不完全なほうとうをほとんど2人前食べられた。軽く殺意が芽生えた。
うどんが嫌いだと公言してるし、家でうどんは鍋をやるなら入れる程度…。あとは1人の時に食べるだけ。
あいつは風邪をひいて、高熱であっても、ハンバーグが食べたい、肉が食べたいと抜かす異常者だった。消化のいい、お粥や、おじやや、うどんを提案しても、肉が食べたいという。やっぱり、あいつは、異常者だ!

うどんが嫌いと公言してるんだから、ほうとうは私のターンのはずでしょう?
私は生まれて初めて食べる、本場のほうとうを、本当に楽しみにしていたし、お店に入る前も、ほうとは嫌だ、食べたくないと、言っていたけど、せっかく来たんだからと、なんとか説得して、お店に入ったのだ。
こんなことなら、ほうとうは1人前にして、あいつにはご飯ものの何かを注文させるべきだった。そうすれば、あいつの空腹を紛らわす為に、私のほうとうを食べられる侵害から、自分のほうとうを守る事ができたのに!
くそう。

食べ物の恨みは恐ろしい。
そういうことはよく覚えているのだ。

例えば学生時代、スーパーで半額のカツ丼を買ってきて、半分づつ食べていた、
でもやつは必ず、肉の多い方肉の多い方から食べる。私は毎回脂身の方を食べることになる。
私はカツ丼が大好きなのだ。
数ヶ月そういうことを繰り返して、でも言えなくて、私は泣いてしまった。
その時には、まだ元旦那に人間の心があった。
私が泣きながら、脂身の方ばかりになるのが悲しいと言ったことに対して「そんなに思ってるなら早く言えよ」と言われて、カツ丼問題は解消した。
でも、結婚後、例えばエビフライを夕食に出す。元旦那と子どもはエビフライを食べる。
私は彼らの残したエビのシッポだけをおかずにした。
エビのしっぽ好きだよ?でもエビフライ食べたいだろ。普通に考えて。
ママ友から、お中元のメロンを分けて頂いて、冷蔵庫で冷やしていた。元旦那はそれを見つけると、真っ二つに切って、半分は自分が食べ、娘にも半分やるのだ。あたし…メロンアレルギーでもなければ、むしろメロン好きなんですけど?!ですけど?!
なのだ。
結婚してから、メロンを食べたことはない。
桃をむけば、実の部分は彼らの胃の中に…。私は種の周りに残った実を食べるだけ…。

結婚生活って、マジでこんな感じですよ?

相手が悪かったのかもねー。

麺の話、麺の話…。

そういうことで、私はとにかく柔らかいものが好きです。伸びきってて美味しくないだろ?と、人に言われる位がちょうどいいです。
なので、ラップがピチッと貼った、出前のラーメン大好きでした。
大掃除の時とか、食べるでしょ?出前のラーメン。
今の、麺と具がセパレートになってる使い捨ての容器でも、麺が伸びてる感じが好きです、

こんなこと誰も同意してくれないだろうけど。

そういう、変な食事に対するこだわりがあります。
本場のほうとう食べたかったな。

そんなわけで、記事を書き始める前にお湯を入れた、カップ麺がそろそろいい感じなので、食べて寝ます。

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