臨床医やめます。
簡単に自己紹介
私は30代の既婚者で、外科系の専門医として10年目を迎えました。現場での経験は豊富?(←まだまだ修行が足りていませんが、研究という道の領域よりは経験があるという意味です)で、まだまだやりたいことがたくさんあります。むしろ、これからが本番だと感じています。しかし、流れに身を任せるままに、気がつけば数カ月後には臨床から離れ、大学院での研究生活が始まることになりました。
この新しい環境で、自分自身の考えを深めていけたらと思い、日々の出来事や考えを記録し、自己探求を進めていきたいと思っています。
文章を書くことにあまり慣れていないかもしれませんが、少しずつ上達していくことを期待しています。(生成AIがサポートしてくれることは、心強いですね)
今日は、医師の当直について。
臨床医としての日々は、患者さんの対応、手術、当直などで充実していました。急性期病院での厳しい環境は、私たちにとって「当たり前」でした。PHSにさまざまな方面から電話がかかり、手術が必要な患者さんがいれば朝まで続くというハードな当直が日常でした。仮にPHSがならなくても、なるんじゃないかという恐怖および狭い当直室、シャワーはPHSがなる恐怖に怯えながら最短で浴びる、食事はコンビニ弁当、しかもいそがしかったら食べられないなどの悪条件で睡眠できたとしても翌日のコンディションは悪い状態でした。
しかし、大学生活が始まり、当直は一変しました。今日はいわゆるその「当直」です。
ただ、これが今までとは打って変わって・・・
当直室は普通の1Kほどの広さで、ベッドやお風呂、温かい検食まで揃っています。電子カルテやアメニティ、冷蔵庫、電気ケトル、テレビも完備されています。電話対応も1回の当直で1コールあるかないかで、ほとんどが相談や報告のみ。患者さんとの直接対応もほぼありません。
世間一般の感じる当直とも違っているのではないでしょうか。こういったバイトが薄給の大学勤務医師生活の支えとなっているのでした…