クデラの趣味のコーナー#2(Enter the blue spring#5を終えて)

株式会社ツブエスのオフィス。
一人の男性がモニターを見ている。
社員のクデラだ。
クデラ「……は?何でこんな話になった?ってか7000字!?はあ!?」
普段脳死で行える彼の仕事は、想定外の事態を迎えた。


クデラ「この度は、長いかつ惨い話を放送してしまい、誠に申し訳ありませんでした。」
カメラのシャッター音とフラッシュ。たくさん並べられたの椅子。
数時間後、謝罪会見の会場のようになったオフィスにクデラは一人立っていた。
ツブエス「クデラさーん、椅子とカメラが倉庫からなくなってたんですけどー、何か知りませn……えっ!?」
クデラ「私としても、わざわざサーバーに来てまで依頼をしたにも関わらず、完全に無視されてしまった挙げ句コンテンツをオワコンにされかけたことに対し、大変遺憾に思っております。」
ツブエス「ちょっと!何でオフィスがこんなになってるんですか!?というか何の話!?」
クデラ「この間、話が長くて読む気にならないと、あっちの世界の友達から苦情を受けてね。それで、5話に登場するレオン様に短くするよう働きかけたんだが、あろうことか長い話になった挙げ句、全体的に暗くて、今までの作風と噛み合わない話ができてしまったんだよ。」
ツブエス「いやいや、それならその話放送しなきゃ良かったじゃないですか!」
クデラ「それがねー、映像を取ってそのデータを生成AIに送って書かせているから、適当にスタートさせて私は寝ていたんだよ。」
ツブエス「働けよあんた!!仕事適当すぎでしょ!?」
クデラ「何かあったから見ようと思ってフタを開けたら重い・長い・惨いで萎えた皆様、大変申し訳ございませんでした。と、いうことで!私は何の成果も残さず余計なことだけして時間を食った責任、レオン君は全ての元凶を作った責任を取って、私は無期限謹慎処分、レオン君はボコボコにされた挙げ句、ゲームのアカウントをBAN、という形で責任を取りたいと思います。」
ツブエス「はあ!?」
クデラ「善は急げだインストール。」
Cdera!
クデラ「そしてサーバーアクセス。」
SERVER ACCESS!
ツブエス「いや早すぎちょっと待って!」
ヒュンッ
ツブエス「行っちゃった……」

レオンがいる屋上
レオン「あー良い風。たまには何もせず風を感じながら寝転ぶのもいいなあ。」
ヒュンッ
レオン「ん?」
クデラ「死ね!」
レオン「ぐわっ!?」
突然クデラに蹴り飛ばされ、
レオンは柵に体をぶつける。
レオン「痛っだ!?何すんだお前ってクデラさん!?」
クデラ「おいおいおい話聞いてたんかお前、おい!何とか言えよーカスゥ!」
レオン「え?ああ、長くなっちゃいました?」
クデラ「そうに決まってんだろうがカス!何快人との交渉長引かせてんだよお前。あんなんてめえが『アッヤバイ死んだ(笑)』完 で良かったんだよー。そもそも、お前の話暗すぎんだよ!少しは見る人のことも考えろやボケ!」
レオン「いや撮る時間くらい調整できるはずですし、粘らないと俺の趣味終わっちゃうじゃないですか!?そもそもこれから先俺こういうキャラで行くんで、嘘ついても仕方ないですよ!!」
クデラ「知るか!BANしたるわお前!」
レオン「ひどい!そっちがその気なら、インストール!」
ローディングレイドシステム!
レイダー!
レオン「やけっぱちだあああ!!!!」
レオンはレイダーに変身して襲いかかってきた。
クデラ「少々追い詰めすぎたか。まあいい、倒してBANにしてやる。」
レオン「うおおおおお!」
レオンはクデラに殴りかかるが、クデラは装備から羽を出して優雅に飛んで躱し、逆に殴り返した。
レオン「うわっ!?攻撃が重い!!」
クデラ「さらに拡張武装。」
クデラは右手に拡張武装を取り付け、レオンに向けて勢いよく水を噴射した。
超高速・圧倒的な物量の水はレオンを簡単に吹き飛ばす。
レオン「ぐえっ」
レオンはまたしても柵にぶつかった。
レオン「く、まだまだ!」
スイッチライフル!
クデラ「ほう、その武器を召喚したか。」
レオン「さらに!」
レイダーon、オート操作・コピー
大量のライフルが現れて独りでに引き金が引かれ、夥しい数の銃弾がクデラに向かって飛んでくる。
クデラ「無駄だ。」
PARADOX!
クデラがPARADOXを発動させると、銃弾が逆走してライフルを破壊した。
レオン「ちくしょう!なんつうチートだ!」
クデラ「ドンマイ♪︎」
レオンはそれでも攻勢の手を緩めず、波動を撃って攻撃してくる。
クデラはそれを躱して今度は両手に拡張武装をつけ、レオンに風の刃を打ち出した。
レオン「うわーー!」
レオンのHPがついに3桁を下回る。
クデラ「終わったな、レオン君。」
レオン「ちくしょう!悪あがきだ!召喚!」
レオンはスナイパーシャークを召喚し、スナイパーシャークと共に吹雪を放った。
クデラ「やれやれ。」
PARADOX!
クデラは異次元から高熱を帯びた隕石を落とした。
レオン「うわーーー!!」
今度ばかりはレオンも耐えられず、サーバーからログアウトした。
クデラ「楽しかったよ、レオン君。さて、これにて終幕。」
クデラはレオンのアカウントをBANした。
クデラ「これでよし。」
プルルルルルル…………
クデラ「ん?電話か。もしもし。」
ツブエス「レオン君BANしたらその後の展開どうするんですか!?よく考えてから行動してください!この無能!!」
ピッ
強制的に電話が切れた。
クデラ「………それもそうか。」
クデラは仕方なく、レオンのアカウントを復活させ、しばらくは小説の投稿だけに専念することにした。

完?


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