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レンゲツツジ満開の湯ノ丸山 ~里山歩きのススメ。Part18


梅雨入り翌日は「梅雨の晴れ間」?

関東甲信地方に梅雨入りが発表されたのは、6月21日。
週間天気予報では、21日(金)は、まずまずの天気ということだったので、登山日和を期待して休暇を取っていたところ、太平洋高気圧が少々元気を取り戻し、遅れていた梅雨入り予想が一日早まり、梅雨入りの一日となった。

朝からどんよりした雲を恨めしく眺めていたところ、朝のニュースでは、22日(土)がいきなりの「梅雨の晴れ間」というような感じで、関東甲信に晴れ間がやってきそうだという。

先々週(6月8日)のこと。
レンゲツツジの大群落で有名?な、浅間連山の一角となる「湯ノ丸山」へ行ってきたのだが、登山口や登山道脇などでは一部咲き始めていたものの、肝心の「つつじ平」は、ほとんど「つぼみ」で、少々残念な思いをしていた。

それから約2週間。
6月20日くらいからは、テレビのニュースで
「レンゲツツジが満開の湯ノ丸高原」
「6月いっぱいは楽しめる。」
「今週末は見ごろ。」
と、繰り返し流れていたので、
「ここは、リベンジするしかあるまい。」というわけで、
「梅雨の晴れ間」となった22日(土)に再チャレンジしてきたお話である。

湯ノ丸高原

湯ノ丸山は、浅間山に続く「浅間連山」の一角で、長野県東御市と群馬県嬬恋村にまたがる標高2,101メートルの低山?である。

正面が「湯ノ丸山」。
左が南峰、右が北峰。
つつじ平から「湯ノ丸山」を望む

様々な高山植物が存分に楽しめ、初心者でも楽しむことができるトレッキングコースのほか、スキー場、キャンプ場などもあり、近くには嬬恋村の「鹿沢温泉」もあって、一年を通して豊かな自然が楽しめる山域である。

標高差400メートルほどの初心者向けコース

この日は、湯ノ丸スキー場の駐車場に車を止め、スキー場ゲレンデから「つつじ平」まで登り、「つつじ平」でレンゲツツジを満喫してから「湯ノ丸山」山頂を目指した。

スタート地点が標高1,700メートルほどあるため、2,000メートル級とは言え標高差は400メートル程度と、登りやすい山なのである。

この日は薄曇りの天気で、日差しが弱かったおかげで、大分歩きやすかったが、雲は高く、思いのほか遠くの景色まで見通すことができた。

視界が開けると、富士山が。
(中央にうっすらと。)

湯ノ丸山山頂からは、360度の大パノラマである。

蓼科山を含む八ヶ岳連峰
奥に浅間山。
登山口のスキー場駐車場も望めた。
妙高山など北信越の頚城山塊もくっきり。

「湯ノ丸山」から「烏帽子岳」へ

烏帽子岳は、烏帽子のような形をした双耳峰で、小烏帽子岳と烏帽子岳が並んでいるのが特徴である。

「湯ノ丸山」山頂からの「烏帽子岳」。
左が「小烏帽子岳」、右が「烏帽子岳」

湯ノ丸山からは、一旦鞍部まで下り、そこから250メートルほど登り返す必要があるが、烏帽子岳までは比較的緩やかな登りなので、トータルしても600メートルほどの標高差である。

この日は、登山道もレンゲツツジが満開で、登山者も多く、辺りにはツツジの香りがあふれていた。

烏帽子岳に向かう登山道もツツジが満開

この時期は花も豊富で、レンゲツツジのほか、シャクナゲやコマクサなども咲いていた。

シャクナゲ(湯ノ丸山)
コマクサ(小烏帽子岳)
白花コマクサ(小烏帽子岳)

烏帽子岳からも360度の大パノラマが楽しめる

四阿山から志賀高原方面
上田市内を一望し、
北アルプスまで見渡せる
東御市から蓼科・八ヶ岳

アクセスなど

登山口までのアクセスは、上信越道東部湯ノ丸ICから40分ほど。
湯ノ丸山の山頂は、長野県東御市、上田市と群馬県嬬恋村の3市村境になる。

人気のコースで、この日は、つつじ祭りが開催されていたこともあり、多くのハイカーや観光客が訪れていた。
初心者にお勧めのトレッキングコースである。

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