リコリス・リコイル偏見思考~1話が示した完璧な対照性とUBW~
「EASY does it」
はじめまして
涼宮ハルヒに沼に招かれ、衛宮士郎に叩き落とされた一般オタクです。
動きまくるリコリスたち(とその表情)!
千束・たきなの存在を確信できる声優の演技!!
次週が圧倒的に楽しみな脚本!!!
上記からリコリス・リコイルへの溢れる感謝のはけ口を求め記事を書く
に至りました。
その中でも特にキャラクターと世界観の説明が1話として完璧すぎたので
個人的見解を書き殴っていきます。
本記事の核心「対照性とUBW」についてのみ覗かれたい方は目次から「キャラクターの対称性」より、時間と心に余裕のある方は第1話サブタイにならって肩の力を抜いて見ていってください。
彼女たちとそれ以外が生きる国
冒頭から軽快なBGMと制服女子による鮮やかな銃撃に載せて千束による
日本の現状とリコリスの役目の紹介がある。
リコリスは某ミッション・〇ン・ポッシブルや007よろしく秘密裏に犯罪者の掃除を行うエージェントであり、少女である。後に明かされるが、危険を伴う人〇しをしている彼女たちは孤児だ。
孤児の少女が日本・東京に住むリコリス以外のその他大勢の安全のため
日夜、命を懸けているというポップな絵柄と音楽でごまかしきれない闇である。
そもそも、主人公ポエムから始まる口上の中でいまだかつてこれだけ物騒な内容があっただろうか?(一瞬、アイドル物が始まるのかと空目をした)。
そんな空目をよそに物語はテンポよくどんどん進んでいく。
家から飛び出していった千束がミカなる人物に呼びだされた理由もすぐにわかる。
喫茶リコリコにようこそ
今回の指令は「武器売買の阻止と武器商人の確保」
しかし、ビルを6階まで駆け上がった千束のカロリーむなしく、本編をご覧になった方はご存じのたきな無双である。
捕まえて情報を聞き出すはずの商人を血だまりにした たきなさん。
指令を無視し武器商人確保もできなかった たきなは喫茶リコリコ支部への
転属が言い渡される。(これは組織の責任をたきなの独断専行のせいにした側面もあると思われる描写あり 本編8:59~)
以上の出来事が開始4分もたたずに行われる。圧倒的な情報量でつかみとして間違いないだろう。
喫茶リコリコではメインキャラの母性魔人の「中原ミズキ」とリコリコ支部の管理者である「ミカ」、そして優秀なリコリス「錦木千束」と元優秀リコリス「井ノ上たきな」が出会う。
その後はリコリコでの「個人のためのリコリス」という仕事を千束に紹介されつつ、ストーカー被害の警護を任せられて・・・という展開である。
ここまでで気になったけどまだご覧になっていない方は有料ならAmazon PrimeやNetflix、無料ならニコニコ動画などお好みのアプリで視聴してみてください!
キャラクターの対照性
ここで主人公二人のキャラクターの特徴を整理する。
「錦木 千束(にしきぎ ちさと)」
…17歳で指揮官からも信頼されている優秀なリコリス。喫茶リコリス所属。天真爛漫で表情豊か。「命大事に」を掲げ敵味方なく不殺にこだわっている。髪色は白で巨乳。
「井ノ上 たきな(いのうえ たきな)」
…16歳で元リコリス東京支部(DA)所属、現喫茶リコリス所属。元優秀。
合理性を好み表情に乏しい。目的のためなら殺人もいとわない。DAに復帰したい。髪色は黒。
端的に書き出すと上記のようなところだろうか。
そう、1話では一貫して彼女2人の行動が対照的なのだ。
また、この対照的な演出は世界観にも表れている。
冒頭の千束のナレーションの中でもしつこいほど言っていたが、この世界では「日本人の気質によって治安が守られている」とされているが事実として
は「リコリスの活動によって治安維持がギリギリ守られているなのだ。
さらに、喫茶リコリスとDAという組織の対比(対照)も演出されている。
喫茶リコリスは保育園・語学学校の先生、コーヒーの配達など、個人のためのリコリスとして困っている人を助ける仕事をしている。基本的に国のために犯罪者を消す仕事をするというDA本部。
「個人を助ける」⇔「国の治安を守る」
という方向性が全く相いれないものなのだ。
はい、これはFateだったんですね!(違います)
決してこれがしたかっただけではありませんのであしからず。
今後明かされるであろう疑問点
アラン・アダムスとその教団
千束の過去と電波塔
DA設立の謎
謎のハッカー「ウォールナット」
たきなの感情
まずさっと思いつく疑問点を挙げてみたが、すぐにわかりそうなものがハッカーのみであとは物語に根幹に関わる重要なものそうだ。
アラン・アダムスに関しては作中のテレビ音声から「人の善意」という単語とともに強調されていたので、作中の光と闇に大きく関わりそうで、電波塔に関しては冒頭のテレビ音声から10年前の事件であることがわかり、それを解決したのが千束といわれているが果たして…
個人的にリコリス・リコイルでは衛宮士郎が出した答えとはまた違う、一人の人間としての生き方を表現してくれると嬉しいですね。
おわりに
1話からこれだけたくさんの伏線を張り、楽しませてくれる脚本に感謝を。
そして、すべての制作に関わっている方にも感謝を。
この記事を最後まで読んでくれた方にも感謝を。
Twitterを作ってみたので良ければ感想・考察などがあればお気軽にお送りくださいませ!
余談ですが、リコリス・リコイル公式HPにて、「リコリス筆記試験」という面白い企画をやっているのでぜひHPにもアクセスしてみてください!
1話の中で一度も笑わなかったたきながいつ笑うのか楽しみにしています!
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