サイコパス主人公がたまらない!!みんな知らない傑作SF『Thisコミュニケーション』【漫画紹介#5】
これまでの20年の人生で5000冊以上の漫画を読んできた私、イズミが毎日そこそこの頻度でnoteでおすすめ漫画を紹介します!!
ということで、6日目の本日は今年完結したけど、あまりにも知られていない名作!!
『Thisコミュニケーション』六内円栄
集英社 ジャンプSQ. 2020年5月号~2024年4月号
こちらの作品は、今年完結したSF作品。
超面白いんですが、誰も知らなすぎるんです!!
その面白さを裏付けるデータがありまして、『Thisコミュニケーション』が連載されているジャンプSQ.では掲載されている約20作品の中から、面白かった3作品を選んで投票する読者アンケートが実施されているんです。
そのアンケートの平均順位がなんと2.03!最終回前の1年に限れば1.66!
ジャンプSQ.なんて、『青の祓魔師』や『ワールドトリガー』、『るろうに剣心』など、アニメ化もしてる人気作品が連載されている雑誌ですよ。
その中で、この順位を取り続けるんだから、面白いに決まってます。
『Thisコミュニケーション』を読むには
『Thisコミュニケーション』は少年ジャンププラスとゼブラックにて、チケットを使えば9巻まで読めちゃいます!!
そして10月8日まで、ゼブラックではなんと無料で3巻まで読めちゃいます!!今のうちに!!読んで!!ください!!
あらすじ
20世紀後半、謎の生命体「イペリット」が出現し、人類はほとんど死滅。少数が高地に生き残った。
21世紀、日本・長野県で、元軍人のデルウハは人類の拠点を探していたが見つからず、絶望して自殺を図るが少女に助けられる。彼女はイペリットに対抗するために肉体改造された「ハントレス」だった。
デルウハは、6体いるハントレスの指揮を任命され、イペリットの襲撃に立ち向かう。
感想
この作品の何よりの魅力……それは、主人公デルウハという男の狂気性!!
その狂気性が物語の設定との相乗効果でとてつもなく輝いているんです!!
まず、その設定について説明しますね。
6体いるハントレスは、イペリットに単身で近接戦闘ができるほどの身体能力と、殺されても肉体が再生する不死性を持っているという、まさしく最強の改造人間といった感じ。
しかし、互いに協調性がなく、複数のイペリットに襲撃されれば完全敗北する危険があるんです。
そこで、活かされるのがハントレスのもう1つの設定。ハントレスは、復活しても死亡時点から直前1時間の記憶は失うという特性を持っているんです。
これ、欠点に見えるんですが、デルウハはここに目を付けます。
ハントレスは協調性が無いので、間違って味方を殺してしまうことがあります。
その時、デルウハはハントレスを自ら殺すんです!!!!
ハントレスを自ら殺すことによって、味方を殺したトラウマを消して、これまで通りに戦えるようにする。
デルウハという男は、超合理的に物事を考え、合理性さえあれば平気で人道を外れた行為を行えちゃうやつなんです。
デルウハはその後も、ハントレスが自分の言うことを聞くように殺して、逆に自分に依存しすぎるようになっても殺して、弱みを握られたら殺して、殺して殺して殺しまくるんです!!
そんな主人公、過去にいましたか!!??
とんでもない魅力に溢れたダークヒーローです!!
『Thisコミュニケーション』を読んだ人におすすめの漫画
『黒後家蟹の推理』六内円栄【読切】
六内先生が描く読切作品。
こちらも、六内先生の魅力が存分に詰まった名作です。
『ワールドトリガー』葦原大介【既刊27巻】
こちらも戦術バトル作品。
有名作品ですが、まだ読んだことない人は是非読んで欲しい!!
『Thisコミュニケーション』が好きな人は絶対に『ワールドトリガー』好きだし、『ワールドトリガー』好きな人は絶対に『Thisコミュニケーション』好き。
『DEATH NOTE』大場つぐみ 小畑健【全7巻】
言わずと知れた名作ですが、実は漫画読んだことある人ってこの世代にあんまりいないんじゃないか???と思いまして。
こちらもダークヒーローが主人公。