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心落ち込む夜を彩るボーイミーツガール『よふかしのうた』【漫画紹介#3】

これまでの20年の人生で5000冊以上の漫画を読んできた私、イズミが毎日そこそこの頻度でnoteでおすすめ漫画を紹介します!!

ということで、3日目の本日は今年完結したこちらの作品!!


『よふかしのうた』コトヤマ

©コトヤマ/小学館

小学館 週刊少年サンデー 2019年39号~2024年9号
全20巻

今年完結した、コトヤマ先生2作目の連載作品。
アニメ化もされていて、2期の製作も決定しています。


『よふかしのうた』を読むには

『よふかしのうた』はサンデーうぇぶりにて、1~3話は無料、4話以降はチケットやポイントを使えば読むことが出来ます!!


あらすじ

不登校の中学2年生・夜守やもりコウは、不登校になって以来、不眠症を患ってしまっていた。

ある眠れない夜に親の目を盗んでこっそり家を抜け出したコウは、家の前に広がる見慣れた道も夜になれば違って見え、コウは次第に夜の世界に居心地の良さを感じていた。

そんな彼の前に正体不明の女が現れる。コウは、彼女の部屋へ誘い込まれ、彼の首筋に噛みつかれる。

その女の正体は吸血鬼・七草ななくさナズナだった。

夜の居心地の良さを知ったコウは、自分を夜の住人である吸血鬼にして欲しいとナズナに頼み込む。
しかし人間が吸血鬼になるためには、吸血鬼に恋をする必要があった。


感想

僕自身、夜に家に居るとなんか色々思い出したりして、落ち込んだりしてしまうんですけど、そんな時は夜の街に繰り出してみるんです。

すると、なんかわからないけど、ワクワクするんですよね。
夜の不思議な魅力を見事に描き切った本作。

物語全体を通して、コメディ作品なんですが、カッコ良すぎるアクションもあり、後半にいくに連れてどんどん切ないシーンも増えて行って、もう感情めちゃくちゃですよ。

ストーリーは本当に尻上がりに面白くなっていきます。
そしてラストは、しんみりするけど、爽やかな読後感で読み終えました。


そして『よふかしのうた』については、絵についても語らないといけませんよね。

個人的に特に好きなシーンが幾つかあるんですけど、第3話の1ページ丸々使ったこのコマ。
コウが夜に飛び込む時の戸惑いとか、ワクワク感とかが見事なまでにこの1コマだけで伝わってくるんですよね。

©コトヤマ/小学館

10/6まで池袋でコトヤマ展という、コトヤマ先生の原画が展示されている展覧会が開催されているんですが、この絵を生で見た時の興奮は凄かったです。

コトヤマ先生の絵って、コメディチックでありつつも、ミステリアスな色気が凄くあって、個人的には漫画家さんの中でも5本の指に入るくらいに好きなんですけど、こんな魅力的すぎる絵とワクワクする構図・演出がてんこ盛りです。



『よふかしのうた』を読んだ人におすすめの漫画

『だがしかし』コトヤマ【全11巻】

©コトヤマ/小学館

コトヤマ先生の初連載作品。
『よふかしのうた』に比べてコメディ要素が強め。
何故か、アプリじゃないと1話が読めません。


『尾守つみきと奇日常。』森下みゆ【既刊3巻】

©森下みゆ/小学館

現在、少年サンデーで連載中の作品。
『よふかしのうた』同様に、人間×人外のラブコメディで、『次にくるマンガ大賞2024』で第3位も獲得している大注目作品です。


『怪物事変』藍本松【既刊22巻】

©藍本松/集英社

ジャンプSQ.で連載中の作品。
『よふかしのうた』のようなダークでオシャレな雰囲気が好きな人は読んで欲しい作品です!!

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