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秋の味覚は芋栗南京!今年の出来栄えは?(自然農2年目の畑)

10月に入っても30度超えの日が続き、今年は秋が遅いのかと思いきや、雨になると一気に気温も急降下。昨夜は猫が寒がるので急遽コタツを出した長野県筑北村のクラシコです。今朝は結露が出来る程冷え込んで、猫も私もコタツで暖を取っています。

10月3日に楽しみにしていたサツマイモの試し掘り。今年はシルクスウィート、パープルスウィートロード、安納芋の3種を道法スタイルの垂直仕立てで育てています。ぐんぐん伸びる芋蔓をひたすら支柱に縛り付けるのですが、蔓の重さで元たんぼの粘土質に刺した支柱は雨の度に倒れ、結構手が掛かって大変でした。果たして、その甲斐はあったのか? 掘ってみるまで結果の分からない芋系は、いつもドキドキ。

最初のシルクスウィートは、目を疑う巨大なお芋となっていました。重さは1本1㎏弱。自然農で育てたとは信じられない位、大きくて立派なサツマイモで、育てた私自身が「無肥料だよね??」と疑ってしまう程。焼き芋をメインに揃えた品種ですが、「太すぎて焼き芋に出来ないー!」と嬉しい悲鳴を心の中で上げつつ、次はパープルスウィートロード。こちらは同じく巨大なお芋もありつつ、焼き芋サイズが1本の苗から4個も取れたりと優秀な結果。一度に掘ってもさばききれないので、今後も期待しつつ掘っていきます。まずはサツマイモは豊作で万歳。

昨年は放任栽培でもゴロゴロできたピーナツカボチャは、今年は1個しか収穫できませんでした。今年はナス科は良くてウリ科はダメというのが近所での評判。うちで種から育てたキュウリも秋まで取れると言われた種類ですが夏が終わる前に早々と終了。スイカは大きなサイズが1つとソフトボール大が1つ。スイカは甘くて美味しかったですが、2つ取れたメロンは甘味がちょっと薄かった。一方、垂直仕立てにしたナス、トマト、ピーマンは予想以上に大きくなり、トマトは私の背丈を超え、ナスは今も秋ナスを実らせています。ピーマンは支柱が倒れるほど大きな実が鈴成りで、食べきれずにあちらこちらに配りました。苦みがなく肉厚で、スーパーにあるピーマンとは別格の美味しいピーマンです。去年はどれも40㎝程度にしか育たず、トマト以外は実もほとんど取れず終い。ナスは肥料喰いと言われるので、「やはり肥料をあげないと無理か」と諦めていたのに驚きの結果。ダメ元でやってみた道法スタイルですが、甘く見過ぎていた。来年はもっとしっかり支柱を立てて挑まなくては。


ピーマンの肉巻き、ナスの味噌汁、サツマイモの煮物。どれもうちの畑で取れた野菜。

秋は私の一番好きな季節。好物が沢山あるのも理由の一つ。大好物の栗は大きな栗の木がある先輩移住者のおうちに伺って、毎年、栗拾いをさせていただいています。虫食いもなく、大きくて立派な栗で今年も筑北産の新米のもちもち栗ご飯。蜂蜜で煮た栗は食パンに入れてマロンデニッシュに。山にはキノコも沢山出ますが、特に筑北村は松茸が採れるので有名。私はキノコは好物ではありませんが、松茸は有難くいただきます。

最低気温が10度を下回ると一気に虫がいなくなります。雑草の勢いも衰え、ススキが穂を垂れ、いつの間にか季節は秋に代わっています。日中も作業がしやすくなり、畑は秋冬野菜の準備。夏野菜の残渣を片付け、雑草を刈り、畝を整えて苗を定植していきます。静かになっていく秋の気配が寂しくて苦手な人も多いようですが、私は大好き。極寒の冬ごもりの準備を今のうちにすすめなくちゃと張り切っています。

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