「フランスのロマネスクとゴシックにおける西洋建築様式について」
「サン・ピエール大聖堂」と「サン・ドニ修道院聖堂」
ロマネスク建築の美は、 その地方特有の材料と技術が優先され風土にマッチして建設されている。パリ近郊の採石場から運ばれた石材, 東部の特有の砂岩, 中部地方の火成岩、花岡岩,凝灰岩などが利用され, 石材の乏しい南部付近では煉瓦が多用されされる。
次にフランスのロマネスク建築を身廊天井の構造から3つの類型に分けてみる。第一のタイプは,身廊天井にトンネル・ヴォールトまたは交差ヴォールトを架け,側覧上にトリピューンのあるもの