【社員インタビューvol.1】音大卒の小泉萌がCLASSIC INC.で働くことを選んだ理由とは
「飲食と音楽が交わるお店を作れたら良いなと思っています。生音が鳴っている空間が私はすごく好きなので」そう語るのは、CLASSIC INC.駅ナカ事業部のタミルズ品川店で、店舗スタッフとして働く小泉萌さん。
小泉さんは、もともと自分の好きな音楽を追求するために音楽学校に入学しますが、就職活動の際に飲食業の道へ方向転換。新入社員としてCLASSIC INC.に入ってから4年目を迎えます。
浪人をしてまで音楽を学ぶことを選んだ小泉さん。なぜ音楽関係の仕事ではなく、飲食店で働くことを選んだのでしょうか。そして、音楽を学び飲食業で働いている小泉さんが思う将来の理想とは。
やりたいことに挑戦。気づいたことは本当にやりたいこと
小泉 萌 (こいずみ もえ)/ タミルズ品川店 店舗スタッフ
東京の音楽大学にて鍵盤楽器(ピアノ)コースを卒業後、2017年新卒採用でCLASSIC INC.に入社。カフェ業態であるタミルズ品川店に配属され、4年目を迎える。現在は店舗スタッフとして接客や発注などの業務だけでなく、店舗マネジメント業務を担当。
ーCLASSIC INC.に入るまでの経歴を教えてください。
一浪して音楽大学に入りました。その時は大学を卒業してからのことは考えず、とにかくやりたい音楽を追求することが目的でした。
仕事を意識し出すと、ピアノの専門家になる道は実力差を感じて諦めていました。そして音楽の先生になるための教職課程も取っていましたが、一人一人が好きなように楽しむ音楽を教えるということに違和感を感じて、音楽関係以外の仕事を見るようになっていました。
ー音楽関係の仕事に踏ん切りをつけた時に、飲食業に興味を持ったのはなぜでしょうか?
単純に食べることが好きでした。それに改めて仕事としてやりたいことは何かを考えた時に、自分の手で作ったものが誰かの手に届くことをやりたいなと漠然と思っていました。飲食業という道はそれまで全く考えていなかったですが、選択肢の一つとして探し始めたのがきっかけです。
ー数ある飲食企業の中で、なぜCLASSIC INC.だったのでしょうか?
就活サイトで探し始めて、CLASSIC INC.が始めに出てきた飲食企業でした。そのサイトのトップページにあったコーヒーを淹れている写真がカッコいいと思って調べ始めました。特に決め手はありませんでしたが、説明会から面接まで雰囲気が良くてこの会社を選びました。
ー内定後、タミルズ品川店に配属されるまでの経緯を教えてください。
入社前の面談で配属先を伝えられ、勤務先はタミルズ品川店。当時品川駅に行く機会は滅多になく、どんな場所でどんなお店なのだろうかという期待と少しの不安で大学生活を送っていると、内定者のための各店舗巡りという機会にお店を見ることができました。第一印象は、お客さんが多くて忙しそうなお店ですね。
自分が働く姿を想像していると、社員として働く前にお店のことを少しでも知っておきたいと思い、タミルズ品川店でアルバイトを始めました。これは良い経験でしたね。売上責任のない時に働いていると、接客やお店の雰囲気など良いところが見えやすいです。それと、ただ営業を回すということが楽しかったです。
まあ、いいや!なんとかなる!それは一つの学んだこと
ータミルズ品川店に配属されて最初はどういった社員業務をされていたのでしょうか?
まずは発注業務、そしてシフト作成でした。その当時スタッフが50人くらいいて、その中で顔と名前が一致していない人がいたりと、大変だったことを覚えています。先輩から「試しに作ってみて」と言われ、1週間後に作ったものを見せました。すると「全然だめ。全部無駄だよ」と言われて、泣きましたね。(笑)その時の悔しさをバネに頑張れたので、いい経験です。
売上の管理を行うようになった最近では、シフト作成の重要性に気付かされました。当時はアルバイトさんでもできる作業だと思っていましたが、シフトをしっかりと管理していないと月末の損益表に響いてきます。さらにお店の人間関係を考慮したシフトにしないと、後のシフト提出率に影響を与えます。ただ人を時間帯に合わせて配置していく作業ではなく、スタッフが働く状況を想像する力や思いやりが必要となる大切な業務だと今は思っています。
ー働き始めて、働く前の想像とのギャップはありましたか?
ギャップはそこまでなかったです。自分で作ったものを届けるということは実現できていましたから。
ただ学生時代のパン屋さんでのアルバイトではキッチンしかやったことがなかったので、初めての接客業で少し不安でしたが、「知らない人と話すことを楽しんでいる自分」という発見があったのは良いギャップですね。
ー入社して4年が経ちましたが、入社当時と考えが変わった点はありますか?
責任者の立場に立つと、お客さんだけでなく一緒に働いている人たちのことも考えることが大事なんだなとやっと思い始めました。
わたしは、仕事の考え方や関わる度合いはその人次第だから、それぞれやりたいことを自由に実現していくことが良いと思っていました。しかし最近は、働いているスタッフを同じ方向に目指すよう導くことが出来ると、結果的にお店のメリットに繋がるのだろうなと思っています。
ーこれまでに苦労したことはありますか?
毎日沢山来るお客さんをうまく接客できない自分に辛くなった時期がありました。それはちょうど人事異動のタイミングでタミルズ品川店を引っ張る責任を背負い込みすぎた為、自分の心に余裕がありませんでした。すると自分の理想とする接客が、全てのお客さんに出来ているのかがわからなくなっていました。
ーそれはどのように乗り越えたのでしょうか?
Youtube の企画として日本人が韓国で無料のコーヒーを配る動画があり、その最後の言葉「心に余裕がある人の笑顔は素敵だよ」と書かれていたのがその時の自分にしっくりときました。いくら思っていても心に余裕がないとお客さんにも伝わらないし、いい表情はできないので、余裕を持つように意識し始めました。
それとあまり物事を深刻に考え過ぎないように、まあいいや!なんとかなる!と思うようになり、心に余裕が出てきましたね。
飲食と音楽。これまでにやってきたこと
ー現在タミルズ品川店では、どういった業務を担当されているのでしょうか?
業務内容は接客や発注に加えて、お店のマネジメント業務を担当しています。これまでの店長がやって下さっていた仕事を徐々に引き継いで、責任者の一人としてお店を回すことが新卒の時にはなかった業務内容です。
ー着実にステップアップしているように思います。今後CLASSIC INC.でやりたいことについて教えてください!
東京以外にお店を増やしたいです。
わたしの実家は群馬なのですが、何年も続いていたお店が今回のコロナを期にお店を閉めていると聞いて、そこに地方飲食店の弱さみたいなものを感じました。
そこでCLASSIC INC.のお店は働くスタッフ、コンセプト、店づくりの世界観が魅力的だと思っているので、将来的にそれらを体現するお店を東京以外にも出店できるプロジェクトに携わることが出来れば良いなと考えています。
ー自分でお店を出すというよりかは、CLASSIC INC.の伝統や想いを引き継いだお店を出したいのですか?
以前は自分のお店を出したいと思っていましたが、最近会社として出店したいと思い始めました。特に人脈を引き継ぎたいというところが大きいです。一から築くことが難しいのだったら今あるものを大切にした方がいいかなと思い始めたところです。
というのも色々な経験をしているシェフの人たちに出会えたからですね。タミルズ品川店のメニュー開発では、全然駅ナカとは違う本格レストランのシェフたちが駅ナカに合ったお食事を考えてくれています。
その場で出てくる意見が全く知らない言葉だったりするのが興味深くて今後も大事にしたい人脈だと思っています。
ー将来の理想として、どういったお店を作りたいですか?
飲食と音楽が交わるお店を作れたら良いなと思っています。生音が鳴っている空間がわたしはすごく好きなので、その空間を地元、群馬で提供したいと思っています。これは就職前から考えていたことですが、音楽をやっている人たちの演奏の場所は少なく、すごく才能を持っている人でも誰かの目に止まらないと活躍が出来ない現実があります。そういう才能を持った人たちが演奏ができる空間を飲食店という形で作れたらいいなと思っています。
ーとても素敵なお店になりそうです!最後に質問です!飲食業は好きですか?
はい!好きですね。美味しいと自信を持った商品を提供することがとても楽しいです。それに加えて、「人が食べている姿」を見ることが好きです。それはとても無防備で人間らしさが出ている瞬間です。その姿にとても惹きつけられます。
ーこれまでの経験が将来のやりたいことに繋がっている小泉さん。一緒に働いている同僚として、思いやりがあり芯がある小泉さんなら、夢を叶えてくれるでしょう。ありがとうございました!
【TAMEALS品川店】
TEL : 03-5421-8011
〒108-0074
東京都港区高輪3-26-27 エキュート品川サウス内
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