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CLASS GLASS DAYS #4 「マイクラがガラスアート文化の浸透に貢献?」

知っているようで、知らない。分かっているようで、分かっていない。それが普通の人とガラスの関係なのかもしれません。CLASS GLASSの日々のひとコマを、ゆるりとお伝えするCLASS GLASS DAYS。今回は事務局スタッフとCLASS GLASSのアーティスト西川慎のやりとりから。

西川「ガラスは何からできていると思います? 」

―――えーと…

これは作家たちが、きららガラス未来館に来てくれた小学生たちによく聞く質問の一つ。高熱のガラスを膨らませる作家たちの様子が思いうかんでも、原料の話となると案外わからない人が多いのではないでしょうか。

西川「この質問にちゃんと答えられる人は、そんなにいないですよ」

―――(ほっ)

西川「でも少し前から、なぜか小学生たちが正解を出してくるようになったんです」

―――(???)

西川「ゲームです。マインクラフトって知っていますか?」

マインクラフト(通称マイクラ)は、仮想空間のなかでブロックを積み上げて自由に建築物をつくったり、冒険にでかけたりできる、子供にも大人にも世界的に人気のゲーム。このゲームの中で何か作る際には、資材や道具を得るために原料を集めて加工する必要があるようなのですが(その必要がないモードもあるそうです)、それらのレシピが、わりとリアルに近い設定になっているそう。ゲームの中でガラスを作りたいと思う場面は少なくないらしく、最近の小学生たちはこのマインクラフトを通じてガラスの原材料や作り方のことを学んでいるようなのです。(※読者のみなさま、マインクラフトの説明で勘違いがありましたらごめんなさい)

西川「こんど小学生に聞いてみてください。ガラスが何からできるか、きっと知っていますから」

数日後。CLASS GLASS事務局メンバーのひとりが、ある小学3年生に聞いてみました。

小学生3年生「砂でしょ、それと窯があるとできる」

と、ぶっきらぼうにお返事されたそうです。正解。

念のため、砂といっても学校や公園にある砂とは違います。
工房ではオーストラリアから輸入した砂漠の砂を使用。

工房の砂は、触ってみるとほんとうにサラサラ。これが透明なガラスになるなんて、なんとも不思議ですね。砂のこと、ガラスのこと、詳しくは、きららガラス未来館で作家たちに直接聞いてみてください。

「CLASS GLASS DAYS」は不定期更新予定。次回もどうぞお楽しみに!