春の、春独特の、ぼくらの仕事を紹介しよう。
ぼくは、この学校に勤めてこの春で15年目になる。
それまでは金融機関に勤めてた。文系学部卒のバリバリ文系現役教師だ。
そんな僕が所属する学校のict担当者たちの多様性は豊かです。思いっきり情報の先生もいれば、全然門外漢な感じの人もいる。エクセルの関数すらろくに使えなかった人だっている。
そんなぼくらが毎年春にやってる、今まさにやっていることを紹介させてください。
自分たちの仕事を整理する意味で書きますので、なにそんな具体的に書いてんの?あんたバカぁ?ってなりますから注意してください。
①生徒と教員のevernoteのアカウント管理。やめちゃう先生や転籍する生徒のアカウントを消したりして整える。4月になったら追加する。
②同じくschooltaktのアカウントの整理。
③同じくclassiのアカウントの管理。年度更新。
④先生個人用のiPadの管理。やめちゃう先生とか異動しちゃう先生が置いていくiPadの中を掃除したり、充電したり、OSの更新をしたり。
⑤授業出席管理用(非常勤講師用)のiPadの管理。充電したり、OS更新したり、中をきれいにしたり。
⑥先生個人用のpcの管理。やめちゃう先生とか異動する先生が使ってたpcをきれいにしたり。次に誰が使うかをあてがったり。
⑦今年度買ったict機器の棚卸し。何がどこにあって、だれが持っていて。。。
⑧先生のslackのアカウントや、チャンネルの管理。やめちゃう先生のアカウントをチャンネルから外したり、アカウントの削除依頼や登録依頼をしたり。
⑨新入生や転入生のiPad購入の問い合わせ対応。こないだは電話の向こうにいる家電量販店の店員さんに頭を下げて、保護者がAppleのサイトでiPadを注文するのを見てあげてほしい!などと無茶なお願いをした。こういうのも全部が僕に回ってくるから折り返しを沢山する。
⑩他キャンパスからのict関連事項問い合わせ対応。「来年からGoogle導入とかいう話でしたけど、先生なんか知ってること教えてくださいー。」なことだったり、あのーこれどうやるんでしたっけ??なことだったり。

⑪次年度導入予定のGoogle workspaceのこと、なんやかや。先生のアカウントを作ること。生徒のアカウントを作る先生に作り方を話すこと。どんな運用がいいのか、ガイドラインや生徒保護者の同意書を作ったり、配布したり。
⑫足りない機器があったりすれば手配したり。足りないことに対して、不満を受けるのはぼくらです。すみませんね。
⑬プロジェクターやApple TVの管理。ケーブル類や変換アダプタなど小物類のチェック。
。。。。。
。。。。。
。。。。。など。
こんなこと、やってます。
ここからはボヤき。
ネイティブの先生や一部の先生はもしかしたら、いやおそらく、いや、高確率でぼくのこと業者の人だと思ってます。
ぼくらict担当者は、担任も、学年主任も、授業も、部活も、他の校務分掌だってやってるのに、業者の人だと思われてるんだろうなって。
または、好きでやってるんでしょって。
まぁ、好きだよ。好きですよ。
自分ができることで人の役に立てるのは、嬉しいもん。
パソコンが調子悪いから見てくれ、とか、このマウスが壊れたから新しいのくれ、とか。うん。ありがとうって言ってくれればがんばれる。
でもさ、でもね。たまにね、
自分でできることは自分でやってよ!!俺業者の人じゃないから、いろんなメーカーに問い合わせて直したり、修理をお願いしたりしてるけど、ググればわかることはやってよ!
なんで俺が壊したわけでもないのに、修理代出してもらうために頭下げなきゃなんないの!?
壊れたものとか、使わなくなったものを無言でデスクに置いていくな!
ぬおーーーーっ!
ってたまになる。たまにね。
いいけど。
こういう苦労をすることが大人なんだと思う。
べつにict担当者だけが辛酸舐めてるわけじゃないよね。働くってことは、こういうことなんだ。わかってる。
どうも、春休みはネガティブな気持ちになりがちですね。クラスも解散、生徒にも会えない、同僚ともお別れがあったり。
余計なこと考えがち。苦手です。
細窪