コミュニティを辞めていった人たちを切り捨てない
誰かがメンバーとしてコミュニティに所属していても、何かしらの理由があって去っていくのは当然起こり得ることですよね。
理由はほんと様々で、他の活動が忙しくなったり、コミュニティでの活動にネガティブな感情が生まれてしまったり、引越しで距離的に参加が難しくなるなどあると思います。
で、だいたいのコミュニティが「辞めていった方々のフォロー」をしていないように思う現状なのですが、僕はそれはすごくもったいないことだなと思うのです。
(例外的に学校に関してはOB・OGのカルチャーがあると思いますが)
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去った理由がどうであれ、その方々は「一度は関心を寄せてくれて文化形成も担っていた」わけです。
いつか戻ってきてくれるかもしれないし、メンバーとは違う形で協力してくれるかもしれない。
そういう「ポジティブ要素を生んでくれる確率」は、まったくコミュニティを知らない人と比べたら段違いに高いですよね。
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具体的な事例ですが、先日僕が運営サポートする議論メシで「7周年記念イベント」が行なわれたのですが、例年の周年イベントはメンバー限定だったのを「元メンバーも参加可」に拡張しました。
そうしたら実際に何名か参加してくれて、古いメンバー同士での会話もありましたし、新旧メンバーでの交流も生まれてとても新鮮な風の吹く良い場になっていました。(もちろん交流が生まれるよう工夫もしましたが)
そして、その機会を気にコミュニティに再入会して下さる方も実際にいらっしゃいました。
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「旧メンバーに継続してコンタクトを取り続ける」というのは運営も大変だし旧メンバーにとっても面倒に感じやすいものかもしれませんが、年一くらいのタイミングであればお互いに適度なのかもしれません。
OB・OG会を開くのもひとつだし、現メンバーとの交流会にしても良いし、時々によって仕組みを変えてみると面白いかもしれません。(どうやって連絡先を保持するかは課題ですが)
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過去・現在・未来がつながってこそ良いコミュニティ、だと僕は思います。
例えば今回ご紹介したような形で、過去と現在を結びつけてみる施策を取り入れてみてはいかがでしょうか。
(おわり)