「マイ・ディア・ミスター」中間評 全ての離婚者にささげる
これは本当に、タイトル通り、みんなに見て欲しい。離婚ドラマ、離婚映画はたくさん見てきたけれど、それで癒されたことは数え切れないけれど、本当に良いドラマ。
共感、共感、共感。
涙、涙、涙。
「昼顔」を、ちょうど離婚するかしないかの真っ只中で観た。離婚を美しく切なく描いていた。美化していたとも思う。それはそれで、美学の問題だし、生き方の問題だ。否定する気はない。ただ綺麗すぎて、共感はできなかった。
この「マイ・ディア・ミスター(原題:私のおっさん)」は、深い。深くて悲しい。深くて悲しくて寂しい。
40代のおっさんは、是非とも見て欲しい。あまり内容は書きたくない。私は9話ぐらいから、ずっと号泣して、前に進まない。8話で中だるみだなーと思っていた矢先に、ぶっ込んでくる。
調べてみるとあの「ミセン(未生)」の演出と同じ方(キム・ウォンソク)だとか。演出も素晴らしいが、脚本が本当に素晴らしい。魅せ方、魅せ方、魅せ方。パク・ヘヨンの脚本の秀逸さだと思う。なぜかあの地下鉄の駅と、あの踏切と、あのお店に行きたくなる。
脚本が素晴らしいと思うのは、テーマがひとつじゃないことだ。脚本の専門家ではないので素人意見でしかないが、複数のテーマを同時に魅せる。その手法のセンス。恐らく厳選された手法で、プロの仕事なのだろう。昔の韓国ドラマとは違う。25年ほど前の韓国で観ていたドラマとは違う。
離婚については、描写の素晴らしさは言うまでもないが、それ以上に、心理的な描写が心に刺さった。韓国独特の「早起き草サッカー(早起蹴球会)」の中で語られる、主人公の切なさ。楽しくサッカーをしているはずなのに。。。
是非、観て欲しい。
観た人だけで、語りたい。
アジョシ(おっさん)限定で。
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