鳥取砂丘で思った
はじめての鳥取泊出張。優しいお客様にもお会いできて、帰りまで少し時間があったので鳥取砂丘へ。
素晴らしい。思ったよりは小さいけれど、自然の偉大さを十分に感じる。平日の夕方だからか、コロナのせいか、人はほとんどいない。
実は思い出の地。娘が生まれたばかりの頃、豊岡出張に合わせて、夏の竹野浜に旅行をした。出張で豊岡まで行き、私は仕事。元妻と小さい娘は車で先に向かい、私との合流の前に鳥取砂丘に行ってきた。私は行けなかった。当時「また今度、一緒に行こう」とか言ってた。
当時の鮮烈な記憶が蘇る。幸せな日々。娘がラクダを怖がったことを、楽しそうに元妻が語っていた。不機嫌そうな顔をした、娘の写真が残っている。見返しても、随分と可愛い。
仕事でいろんなところへ行けることは幸せなことだ。まさかの一人モンになってからの、鳥取砂丘だったけれども。20世紀梨は21世紀梨になったと思って地元の方に言ってしまった。超恥ずかしい。どうも梨よりスイカが最近は有名らしい。
切なさと寂しさを感じながら、新しい土地を楽しませてもらった。土地に触れ、街に触れ、人に触れ。また来る日もあるだろう。幸せだった家族の頃をかすかに思い出しながら。
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