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「ミセン(未生)」総評

20話に及ぶ旅を終えた。ああ、清々しくも惜しい。とても満足した気分。

最終話も良かったが、19話がとても良かった。号泣。オ次長、かっこよい。あんなサラリーマンになれたらいいな。

全体的にもう一度見たいと思うくらい、感慨深いドラマだった。ディテールにこだわっていて、「現実にありそう」なのだ。私が好きなのは、飲み会のシーン。仕事の後に、みんなで酒を酌み交わす。韓国はとくに、食事と飲みを一緒にすることが多いので、ダッカルビだったり、焼き肉だったり、ただのクッパだったり、それに韓国焼酎とセットで!いつも美味そう。それで、ほぼほぼ酔っ払って帰る。立てないくらい飲んで、泊まる。

仕事のシーンもそうだ。なんとなく、それっぽい。かなり専門用語を交えて商社の仕事を「現実にありそう」に描いている。仕事の内容については商社の方に是非コメントしてもらいたいくらいだ。日本の大部屋とは少し違ってパーティションで区切られているものの、1つのフロアに営業部門がみんないっしょにいたり、休憩室での会話だったり、屋上やカフェがあったり。

そういったシーンのディテールも秀逸なのだが、何よりも人間模様の描き方。演技の素晴らしさ。私はオ次長役のイ・ソンミンがもちろん素晴らしいと思ったが、キム代理役のキム・デミョンが後半にラストスパートがすごかった。私もどちらかと言えばよく似た体型なので、すごくシンパシーを持てた。絡み合う人間関係をドラマチックに描写する。その切れ味の鋭さ。セリフのない演技の凄み。

字幕はあまり意識していなかったが、時折韓国語の表現と違うところがあった。字幕で表現するには難しい部分もあるだろう。どうしても日本語にすると薄くなる気もした。そういった表現の違いもまた、楽しみの一つだった。

もう一度、マンガを読み返してみたい。実家にあったかな。そして、また見てみたい。全てのサラリーマンに捧げるドラマ。

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