【コロナ感染リアルリポート15】大地に立った!@入院14日目
5月4日(火)。今日は盛りだくさん。良いことづくし、と言っていいだろう。出来ることが、日に日に増えて、嬉しく思う。本当に、嬉しく思う。
朝のルーチンワーク後、先生の診察で、今後の治療方針の説明があった。「順調にいけば週明けに退院の方向でがんばりましょう」、とのこと。週明けか。マア早まる可能性を信じて、でもしっかり治して、いかねば。
出来ることが増えた中で一番は、立てたことだ。ガンダム、大地に立つ。少しふらついた。朝食後、ハミガキを洗面台まで立って行った。そう、それすらも、できなかったのだ。できそうな感覚はあったが、実際できなのは今日なのだ。酸素注入用のチューブを伸ばしてもらい、洗面台へ。こんなことすらも、嬉しく思える。立ってハミガキをする姿が、何と凛々しいことか。ただのハミガキなのに。
立てるようになったことで、看護師さんの絶大なご協力もあり、今日は少しばかり調子に乗らせてもらった。おしっこに2回、ウ○コに1回酸素を持って自分で移動させてもらった。前のウ○コが車椅子だったことを思うと、大いなる進歩。また、立ってするおしっこも、ひとしお。当たり前のことが、当たり前にできることの尊さ。病人になんてなるもんやない。
酸素量も3Lから2Lへ。随分と減った。呼吸は安定。今日はたくさん歩いたりしたにもかかわらず、数値も悪くなっていない。昨日はたしかに心理的な不安要素がなかったとはいえないが、95以上で安定しており、呼吸の回復を実感。
あとは、引っ越し。3つ隣の相部屋病室に移動。4人部屋を2名で使う状況になった。私より年配の男性の患者さんと同じ部屋。当然ながらその方の状況が少し漏れ聞こえてくる。私より状態はよろしくなさそうだ。大変。自分も大変だけど、頑張って欲しい。高齢の方は、尚更治りも遅いだろうし、心配だ。
相部屋で気遣うことも増えたが、それほど気にはならない。電話がしづらいくらいか。それよりも、出来ることが増えていって、気力は充分戻ったようにも思う。立ったときにふらつくなど経験したことなかったけれど、それも体力の戻りのための通過儀礼として、ひとつひとつ戻していきたい。
あとは身体拭き。これが、気持ちよかった。石鹸の入ったお湯にタオルをつけて、でも、シャワーしたいな。シャワーができるのも、近いかな。昨日の自分頭洗いも気持ちよかったが、明日は、身体もシャワーしたい。移動時に持ち込みのシャンプーも荷物から出した。欲張らず、でもひとつひとつ。
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