このnoteを始めた時のわたしは、まあ、10人中9人は認めてくれるであろう喪女だった。もともと不美人で太ましくて根暗でエキセントリックで、片思いはしても浮いた話は一切なかった。その上学生時代、あまり女の子たちからは恋愛対象と思われていない友人に突然告白され、ない恋愛感情をどうにか繕おうとして振り回した挙句にすぐ振るという大事故を起こしたっきり、わたしは10年近くにわたって自分を恋愛と切り離してきた。 いまの自分について、自分だということを知らずにスペックだけ聞いたら、2
このnoteの最初のほうに書いていたが、わたしはずっと自分を発達障害グレーゾーンだと思っていた。それでも診断を付けるのが怖く(また病院に払うお金もなく)、診断を受けようとはしてこなかった。 診断を受けると、自分の人生がそこに縛られてしまう気がした。世間の理解が進んだとはいえ、そこには「障害」の名が冠されている。「障害者」というレッテルを自ら引き受けて生きる覚悟は、若い頃のわたしには無かった。 それでも最近、以下の事情で「やはり一度、客観的に見てもらうか…」となり、つい
このnoteは、アラサーの実家暮らしの女が、なぜ自分は婚活に踏み出すことすらできないか、を書き綴る、廃墟に散らばる骸骨みたいな日記だった。アラサー女が実家を出て、己の発達障害傾向を自己分析し、マッチングアプリを始めて、やめて、一時期は美容に走り、そして少し前にとんでもない偶然から恋人ができたというくだりで終わっていた。 そしてその恋人とは、結局長く続かなかった。 引用したのは何のこともない、元恋人と”男女”関係の一歩を踏み出してから、それが恋愛に至る前の期間に書かれた
おととしから去年にかけて、ずっと「婚活を始められないわたしの話」を書き綴っていたが、半年を経て事情が一変してしまった。 恋人ができてしまったのだ。 でもこれは「努力・失敗・再試行・達成」のような経験談では全くない。恋人も「できた」と書くとまるで成果物のようだが、どちらかといえば「他者が自分の恋人になってしまった」に近い。 だからいちいち書くのもどうかと思ったのだが、過去の記録をこのままオチの無いまま放っておくのも嫌だし、もう一度書こうと思う。 * 最後の記事を
喪女、美容クリニックへ行く 何個目かの記事(記事の名前の付け方の頭が悪いのだ)で「強制的に容姿を変えることが喪女としての停滞を打破するきっかけになるかも」みたいなことを書いた。その関連記事ということで一つ。 タイトルには上掲のように書いたが、実はカウセも含め何度か行ってはいる。効果の無かった脱毛でも行ってはいたし、T×Bのカウンセラーさんには随分お世話になった(がTC×ではあまり施術してない)。だから慣れてはいるんだけど、その割に常に美容クリニックの客とは思えない姿をして
前の記事を書いてから一か月以上経っていたのですね。 夏になってしまいました。 7月はいろいろあった。 わたしのことをそろそろ忘れたと思っていた、わたしに執着しているらしい職場の人がまた少し付きまとってきたり、これまでも仲の良かった同僚とさらに親しく話したり、ちょっと好みの後輩から業務上の電話を受けて少し機嫌が良かったりした。 たまたまではあるが、職場の配属の都合上、同性よりも異性と話すことの方が多い。もともと異性の多い環境で学生時代を過ごしたのもあり、その方が気楽な
しばらく見ない間にいいねが増えていた。 誠にありがとうございます。 色々書きたかったことはあるのだけれど、書く気力がないままになっていた。梅雨のせいか、一切の元気が低下している。勝手に仲良くしてもらっていると思っていた先輩も鬱気味で話しかけづらいし、やたら構ってきて鬱陶しかった職場の人も最近姿を見ないので大丈夫か気になっている。 そういう日々の中、ふっと、自分には何もないという事実を再認識する。働きたくない。会社に来たら早く帰りたい。でも、うちへ帰ってきたら何もす
なりたいもの こう見えて(どう見えて)書くことが好きだ。書かなくてはいけないと思っている。だってそれ以外私には何もないから。 最近はそのことで生活がおろそかになって、帰りの電車に乗りながら、ああ、夜は何を食べよう、早く済むものが良いな、と考えていた。 それでも、キッチンでわたしはカップ麺を手に取れなかった。 「ちゃんと栄養取りなさいよ」という母の声が内在化している。 随分かわいがられて育った。母は今でも私のことを面と向かってかわいいかわいいと言う。私にとっても
注意 ちょっとだけ生々しい話まあ当社比ですが。 これはまず自分のための日記で、それと誰かわたしと同じような人がネットの海を彷徨っていたら、この日記が冒険者の骸骨くらいの役割を果たさないかなと言う気持ちで書いているものなので。 もし読む方がいたら注意してください。 婚活できない話に最終的に繋がるかもしれない話。 週末は普段より予定が少なく、その分時間があったのに、結局普段より家事が進まないていたらくだった。性的欲求が抑えのつかない状態になって、その対処にほとんどの時間を使っ
今日、美容外科クリニックに行ってきた。 大掛かりな手術をするつもりでカウセに行ったのだけれども、「正直元が難しく、どの施術もうまく適応しないかもしれない」と言うことでそちらの見積もりを出してもらえなかった。 歯列矯正はアンカースクリューなし抜歯4本で4年くらいしているけど、結局コンプレックスの口元は下がり切らなかった。かといって、ほんとうは2年で終わるところを、断固動かない歯があったせいで4年かかっているので、アンカースクリューありの方が良かったのかは何とも言えない。
Pairsを消した。これで3度目くらいだと思う。 アプリ自体フォルダの奥にしまっていたけど、最近のiOSはSNSアプリをまとめて表示してくる。そこにあの薄ブルーのアイコンが表示されるのが嫌だった。もういいや、と思った。何一つ始めていないにもかかわらず、である。 何度もダイエットに成功するプロダイエッターさながらである。 こんなに他人に興味がないのに、誰かと出会って恋をしようと言うあさましい下心を持っている自分が許せなかった。 それでも下心は止まなくて、いつでも考え
今日もぼんやりとした性的欲求みたいなものは治まらない。 こまったものだ。 昨晩、「抱ければ誰でもいい」という男性にどうアプローチすればいいのかわからない、と書いたけど、勇気を出せば出会い系サービスなどに登録すれば何とかなるかもしれないということは分かっている。 ただ、(その勇気を出した方々には失礼ながら)出会い系サービスでヤリ目の人を探すということは、「そうしなければならない自分を認める」ことになってしまう。 2で書いた、「婚活をするということは、婚活をしなけれ
前回の記事を書いてからずいぶん経っていた。 まだ婚活を始めていない。もうすぐ29歳になる。 前回の記事を書いた後、ちょっとだけいろいろなことがあった。いろいろなことというのは、マッチングアプリを介して人とやりとりをし、そのうちの一名と会ったということだ。そして二度と会わなかった。 結局、わたしはアプリを介して「恋愛」をする勇気がなかった。前回の記事で書いた通り、そもそも自分に「恋愛」ができるのか多大な疑義があって、その疑義を置きっぱなしにしたまま「恋愛したいでーす
これは本当は、1ヶ月ほど前に投稿しようとしていた内容だ。 ちょうど引っ越しして、うちにネット回線が来なくて投稿できないうちに色々考えが揺れてしまった。 ただ、その後も立ち戻ってくる地点なのでそのままコピペする。 * * * 知人が結婚したというニュースを遅ればせながら知って、この文章を書いている。 Pairsをまた消した話から書こうかと思ったけれど、書きたいときに時系列を追わずに書いた方がいい。 知人は大学の時の知人だが、出会った時、わたしと彼女の恋愛経験には大差がなか
婚活を始めようかと思っていた。 しかし、何度そう思っても始められなかった。今日も始めていない。 婚活を始めて苦労した人の話なら世間にあふれている。友達にもいる。だけどわたしは、婚活を「始めることさえできなかった人」の話をまだ目にしていない。たぶんこの世にはいくらでもあるんだと思うけど、見つけられていない。 だからこれは、ただぐだぐだと、始められない理由を考え続ける日記。それが誰かの目に留まれば少し嬉しい。 スペック:28歳、女 顔面は地味系のっぺり、BMI2