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これから私たちは若くなるという言葉の意味
ここ数年、美容室ジプシーで同じ美容室に通い続けることができない。
良いなと思う美容室は気づくと、美髪に力を入れていて、べらぼうに高くなり、通うことが困難になってしまった。
姪の勤めていた美容室も、姪が結婚し辞めてしまってから足が遠のいた。
自宅近くの美容室は、美容師さんがお話し好きすぎて、これまた数回で足が遠のいている。
その後カラーが上手な美容室さんは、カットが残念な感じであったため、違う美容室を探すことになった。
で。
年始早々、ホットペッパービューティーで探したのが、ショートが得意な美容室である。
今回、ベリーショートまで髪を切ってみた。
老けてみえるかな?とも思い悩んだが、思い切って切ることにしたのは、髪が邪魔に感じたことと、朝のセッティングが思いの外かかるからだ。
朝髪が決まらないとイライラするのは、10代だろうが50代だろうが、同じだと思っていただきたい。
人から見たら、大したハネじゃなくても、私にしては、出かけるまで憂鬱な出来事である(出かけると、それに構っていられないという本音もある)
老いたなと感じる時は、このハネである。髪が年々うねりがまし、手当してあげないと、朝はハネまくっている。
短くして、手櫛にワックス程度でなんとかしたい。
要望としてはそれだけであった。
ショートカットが得意とする美容室、ついでに少人数のお店で検索して、でてきたお店を正月早々予約し訪問して見た。
日差しが入る大きな窓のあるお店はオーナーの男性と雇われている女性(どちらも50代)の2名のお店。
私がいる間の年齢層は小学生から70代ほどで、オーナーがテキパキとカットをしていた。
私を担当してくれたスタイリストさんは、物腰が柔らかで、笑顔が素敵な女性だった。
そしてスキルも高かった。
私のシンプルでいて、具体的ではない髪型の指定も、すぐに対応。
「その条件なら、こんな感じにしてもいいですか?」とデザイン性高いショートを提案してくれた。
結果として、非常に細やかな対応で、カットの技術は元より、気持ちのいい時間を過ごさせてもらった。
そのスタイリストさんがかけてくれた言葉がタイトルである。
「これから、私たちは若くなっていくんですよ」
一瞬意味はわからず、でもニコニコと「同じ年齢の方にはそう伝えている」とのこと。
少し奇抜と思う髪型でも、色でもいいだと。
若くいきましょう!とのこと。
歳をとるのではなく、若くなっていこう。
年齢に合わせるのではなく、似合うものを見つけようとのことみたいでした。
そういったスタイリストさんは、とても可愛らしかったです!
で。
カットされた髪型は、どこかりんごちゃん(椎名りんごさん)風で、とても素敵。
職場での反応は今ひとつでしたが(笑)
自分では気に入っています。