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設計には体内メジャーがあるという説

まず、建築を勉強し始めると真っ先に言われるのが「スケール感を持ちなさい」ということ。
スケール感とは、物の大きさや距離を感じ取れる感覚。

例えば、最小限のトイレの寸法や廊下の幅など空間的な大きさから
キッチンの高さ洗面台の高さ、コンセント・スイッチの位置など様々。
その膨大な数の寸法や距離感を身につけるために設計にはメジャー(コンベックス)は必需品。いつも持ち歩き、気になったら測る。どこでも測る。

スタッフ愛用のメジャー。重さ、大きさ、メモリの大きさ、テープの硬さなどそれぞれこだわりがある
研修旅行でも、もちろん測ります!

プライベートで、メジャーを持ってない時はどうするか?
それは、身体を使います。
ん?身体っ?て思うでしょう。
みんな自分の手を上げた時の高さや手を伸ばした時、手のひらを広げた時の親指から小指の先の長さなど把握しているのです。

ここまで細かくはないと思うのですが。。
天井の高さを身体で確認中

きっと設計の目には、いろいろな物がこんな風に見えてるに違いない笑

これは、日々勉強で一種の職業病。
もし、お店で壁やテーブルの裏を覗き込んでいる人を見かけたら
ほぼ間違いなく、設計に携わる人で、決して怪しい者ではありません。
あたたかい目で、見守ってくださいね。

(F)