お久しぶりです。 今回は少し石積みの話をさせていただきます。 我々KISETSUでは、作庭で石積みをする時、基本時に「空積み」という手法で石を積んでいきます。 それはモルタルなどで固定をせずに、石だけを活用し積んでいく手法です。 そこで必要とされるのは石だけで積んでも崩れない構造的、技術的な知識です。 空積みには通気性、排水性に優れているだけでなく、植物が根っこを伸ばす隙間を与えるといった利点あります。 伝統的には沖縄では広く空積みが活用されていたようです。 また、
こんにちは 前回、「なんだかおかしな世界」を担当しました⇩ 今回は 「思想を見せる世界」について 先日クレールアーキラボは、 創立10周年にして初の ギャラリーイベントを開催しました 一般の方だけでなく、建築同業者や、建築学生など 多くの方々にご来場いただきまして 見事な大成功を収めることができました 展示会は、スケッチや、図面、写真などの 2D情報だけでは伝わらないことを 伝えることができる貴重な場です 例えば、 建築の質感や、 展示物の透明感や、軽さ、迫力、 風
今回もまた、協力し合うことに関連付け書かせていただきます。 (⇧が一度書いた記事になります) 現場が着々と進んでいく中、お施主様との確認事項→現場へ伝達も その都度行なっていきます。 そんな中、やっぱり現場にて直接確認しないといけないことも 進んでいく中で色々と発生していきます。 私が設計事務所に勤め始め、図面を書いていき現場がスタートした際には こうして現場にてお施主様と工事中に細かな確認をして行くとは想像もしていなかったです。 図面では表して説明が難しい部分でも、
この度クレールアーキラボ開設10周年を迎えるのを機に、初の試みとして、弊社が設計を行なった建築にて、展示会を開催しようと思います。 題して 【CLAIR archi lab展】 〜わたしたちが考えるうつろふ環共とは〜 展示会で使用する建築について、設計の依頼を受けた時から、完成に至る時まで、私たちがどのようなことを考えこの建築を作ったかということを、写真や文章で展示し伝えながら、この建築に関わらず、私たちが日々どのように建築に向き合っているのかということを伝えられたら良い
昨年作ったお庭の話。 個人住宅のお庭で、玄関を入ってすぐに見える坪庭のようなスペース。 大きな一枚のガラス窓が絵のフレームのようだなと思ったのを覚えています。 ガラスと外壁との距離が広くはない中で、奥行きを感じられるように工夫して植物を配置し、ヤンバルの森で自生する植物を中心に涼しげな空間を作りました。 実は完成後わりとすぐに台風が来て、植物の葉が落ちてしまうなどの被害があり… すぐに対策はしたものの、成長を心配していたお庭でした。 先日現在の様子を写真で見たのですが、
前回は投稿担当の素敵な旅のお話。 今回は私が再発見した近場の素敵な場所をご紹介しようと思います。 建築や造園の仕事とはあまり縁の無さそうな「沖縄こどもの国」へ お友達に誘われて行ってきました。 最後に訪れたのは20年以上前かも。。。 土日祝日はナイトズーということで夜の9時まで楽しめます。 間近でみるカバは想像以上に大きいしキリンの首も信じられないくらい長かった。 しっかり大人?になってから動物を見ると 地球の不思議さとか壮大さとかをしみじみと感じて 子供よりも大人の方が
唐突にはじまる旅のお話・・・ スタッフN編 社長の話はコチラ↓ スタッフYMの話はコチラ↓ 先日、仕事中にパスポートの話になり(なんでだったかな?) 海外に行ったことのある人、といった会話から 数年前に行ったアメリカ旅のことを思い出しました。 2017年(あっという間に7年も前の話のようです)の11月 建築の三大巨匠でもある フランク・ロイド・ライトの「落水荘」 ミース・ファン・デル・ローエの「ファンズワース邸」を見るために アメリカに行ったことがあります。 (三大巨
こんにちは 畠山です。 このnoteはクレールアーキラボのスタッフが持ち回りでさまざまな視点で記事を書いていますが、実際完成した建物についての紹介もnoteでもしていきたいと思います。 今回紹介する作品は、「第10回沖縄建築賞」にて「タイムス住宅新聞社賞」をいただくことができました[自然との境界]というタイトルを付けたある企業の事務所建築を紹介したいと思います。 敷地は広くゆったりとした空間に、樹齢何十年とも思われる、アカギ、アコウノキ、ホルトノキ、その他さまざまな木々が
小学校4年生の息子は「宇宙人」です。 (親から見るとほとんどの子供がそうだと思いますが。。。) こちらの伝えたいことが上手く相手に伝わらず、 試行錯誤しながら息子とコミュニケーションを取っています。 子供との関わり方について、 心理士の先生のセミナーを受ける機会がありました。 セミナーで言われたこと 「伝わらないのは、伝え方(伝える側)に問題がある」と。 伝える相手に応じて、伝え方を考えること。 伝える側が伝え方の引き出しを多く持つことが大事。 この伝え方がダメだったら、別
こんにちは 前回、「空と繋がる影の世界」を担当しました⇩ 今回は、 「なんだかおかしな世界」について。 例えばこちら ひとつひとつの建築を見てみると、 みんな同じように見えます。 こんな街並みで良いのだろうか。 一方で、東京や、大阪、名古屋などの大都市では、 高層マンションによって、同じような風景が形成されていると言われています。 これは、「都市が均質化している」という 多くの建築家が懸念している問題です。 「なんだかおかしな世界」の対極にいるのは、 新しい風景
今日は、引き渡し前になると・・・ 色々と慌ただしく決め事をしていく内容の一部ついて少しだけ書きたいと思います。 とてもありがたいことに、引き渡す物件が毎年あります。 その度に弊社で設計した物件は増え続けます。 もちろん、その上でメンテナンスに伺うことも多くなります。 最近はメンテナンスに呼ばれることが重なり、 引き渡し後の物件にお邪魔することがありました。 そこで目にするのは懐かしいな。。。と思い出させてくれる物たちがあります。 その上で、あの物件でもあんなことがあった
まず、建築を勉強し始めると真っ先に言われるのが「スケール感を持ちなさい」ということ。 スケール感とは、物の大きさや距離を感じ取れる感覚。 例えば、最小限のトイレの寸法や廊下の幅など空間的な大きさから キッチンの高さ洗面台の高さ、コンセント・スイッチの位置など様々。 その膨大な数の寸法や距離感を身につけるために設計にはメジャー(コンベックス)は必需品。いつも持ち歩き、気になったら測る。どこでも測る。 プライベートで、メジャーを持ってない時はどうするか? それは、身体を使いま
南城市にあるやちむんのギャラリーで出会ったお気に入りのコーヒーカップ。 あらやち(荒焼き)という焼き物で、釉薬を塗ったやちむんとは違い、釉薬は塗らず素焼きで仕上げたものだそうです。原料はクチャ(泥)。 黒や緑、赤茶などさまざまな色味をしていて、それは鎌で焼く際の位置によって熱のあたり具合が変化することによって色味の違いが現れるそうです。 色やサイズ、肌触りなどが若干違い、それぞれの個性が愛着となって感じられるところが手作りの良さにあります。面白いですよね〜 建築にも似た
こんにちは 畠山です。 今回は、突然ですが、私の趣味のひとつでもある「旅」についてのシリーズを始めたいと思います。 旅と言っても私の旅はほとんど建築をめぐる旅になってしまいます。 写真を紹介しながら、私が今までどのような物を見てきたかを紹介しようと思います。 私はどのような建築に興味があり、どのような物を見て、どんなことを感じ、それが今の仕事やスタイルにどう反映されているのか?という、真面目な視点で読んで(見て)いただければ幸いです。 第一回目は、現在オリンピックで盛り
こんばんは。 前回担当した記事では、クレールアーキラボでの設計の進め方、プロジェクトの流れをざっくりと紹介しました。 今回は少し視点を変えて、最近強く感じることについて書きたいと思います。 クレールに入社して、代表の設計に対する様々な想いを聞き、感じ、体感しながら日々を過ごしているのですが、その中で「自然」というものに対して、これまでより深く興味を抱くようになりました。 ウェブサイトにもありますが、 光が映し出す陰影、風が運ぶ四季の香り、雨音が奏でる季節の移ろい… これ
なぜ設計事務所がインテリア事業を始めたのか・・・ その理由について今日は少し書きたいと思います このnoteの中で代表:畠山や他のスタッフも書いてますが 私たちが目標としているのは 「良い建築」「永く愛される建築」 話しは少しそれますが、例えば 「かっこいい靴を買う」 「きれいなシャツを買う」 それぞれは良い見た目で、オシャレなのだけど 組合せて着てみるとなんだかどうもしっくりこない・・・ っていう時ってありますよね インテリアもそうなんだなーって思うのです せっかく建