
〈6〉放課後児童クラブは、ただ子どもを預ける場所ではない
放課後児童クラブで働き始めた私に、近所のおばあさんは言いました。
「子どもの面倒くらい誰でもみれるものね。」
こう言われた頃の私は、子ども達との距離の詰め方、信頼関係の築き方などを模索しながら、保育とは何ぞやと頭を抱えていました。
「色々な子どもがいるので、とても難しいですね。親になるってどういうことだろう?大人になるってどういうことだろう?と日々考えさせられます。ルールとかモラルとか自分自身にも問われますし、きちんと考えられないと子供たちにも教えてあげられないですからね。」
と返したら、目を丸くされたことを思い出しました。
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