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〈145〉資格研修を総括

放課後児童支援員資格研修を16科目受講した感想を述べるとするならば、自分がこれまで必死にやってきたことが、やっぱり正しかったなと確認する機会でした。

筆者の放課後児童クラブは、時代が変わって"子どもを預かる"から"育成支援"に役割が変化したにも関わらず、全くアップデートせずにやってきたこともよくわかりました。


この研修内容、働き始めた頃に知りたかったです。

そうしたら、しなくてよい苦労をせずに、最初から根拠を明確にして自治体職員をしっかり論破しながら、組織構築し直せたのではないでしょうか。

悔し涙を流さずに済んだのでは。

というか、やはり支援員になった最初から、この講義内容をきちんと理解した上で、理解できた者だけが支援員として子ども達に関わらなければならないのでは。

そして講義の中で他の関係機関との連携の必要性が幾度となく出てきて、改めて、こんなに連携できない筆者の放課後児童クラブ、自治体とは一体何なのだろうと思いました。


最後に、最大の問題提起を。

運営主体が自治体である場合、運営主体者の誰も放課後児童クラブの運営指針について学ばず、自己研鑽せず、2年程度で引き継ぎもろくにせずころころ人が代わるというのは、本当におかしなことです。

子ども達の最善の利益を追求できず、いつまでも放課後児童支援員の社会的地位が低いままの原因は、これです。

子ども達の人生かかっているんですよ。育成支援は教育と並行する児童期の要ですよ。



(余談)
筆者の自治体の次年度募集の要綱に、ようやく「放課後児童クラブの対象児童について」が記載されたことをお知らせします。

やっと"どんな児童が放課後児童クラブを利用する必要があるのか"が説明されたのです。

ええ、これまでこの説明が皆無で児童を受け入れてきたのです。驚きでしょう?

ここまでくるのに3年半かかりました。一番肝心な説明を載せるのに3年半。

ね、自治体職員も研修受けろと思うでしょう?

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