学童保育崩壊した翌年は①
昨年度の秋に、学級崩壊の学童バージョンが起きたわけです。
…新年度ですね。
結局見切りをつけた支援員は去り、昨年度を知る会計年度任用職員は半数の2名になりました。
児童数は昨年度の1.5倍です。
募集をかけても応募はなく、自治体は近隣の公立保育園から人員をあてました。
全員無資格の補助扱い、中には保育園で働くにも無資格である者がいます。
みなさん学童保育で働きたくて来たわけではありません。"数"のために来たのです。
何が起こっているか、わかりますか。
本当にただ子どもと遊んで帰ります。
それだけです。
いや、それだけじゃない。
「保育園ではこうしてる。こうだった。」と、幼児保育を取り入れようとします。
諸事情で春休み中勤務を離脱していて、始業式頃に復帰して出勤したら、昨年度までのとんでもない苦労が全てチャラになるほどのやりたい放題。
「学童保育と幼児保育は別物」
「幼児保育を積み上げた先に学童保育があるわけだけど、幼児保育の概念は一度取っ払って」
「見守るとは何か」
「組織としてどうやってきたかを知った上で、新しいアイディアを出して」
「子どもたちの背景を知って、この数年間どう過ごしてきたか知ってから、どう目の前の子どもたちに育成支援するのかを考えて」
いやぁ、そう簡単には伝わらない。
「子どもたちのトラブル等、記録に残してね」すら。
記録に残さないから、起きたこともわからないし、支援員がどう介入したかもわからない。アセスメントもできないし、フィードバックもできない。
支援員間で情報共有することは、何かあっても個人の責任にせず、組織の責任にすることでもあるのに。
大人の統率もとれない地獄。
でも全員パート従業員。管理責任は我々には無い。
結局既存の支援員への業務負担が大きい。大きすぎる。