鶴
始めてちゃんと半生を語った
そのうち言わなくてはならない事だった気もするし
言わなくてよかった気もしている
理解してもらいたかったのか、受け容れて貰いたかったのか、否定されたかったのか、わからないけど
話してスッキリ、とかもないけど、まあ良かった気もする
生きていれば、いつかまたあの人が迎えに来てくれるんだろうか
嬢ちゃん、元気だったか?ってまたおっきい手で撫でてくれるだろうか
あなたがいなければぼくはここまで来られなかったよ
でももう疲れちゃったよ
かいぬしがね、あなたになってくれるんだって。
だからね、それまではしんじゃだめなんだって。
くるしいなあ