私の人生において、切り離せない「働く」こと
私にとって「働く」ことは、「キャリアウーマン」というよりは、
「人生=働くことが自然」というイメージに近い。
幼い頃から、社長業をセミリタイアした先代と一緒に暮らしていた事も
大きく影響しているのだろう。
小さい頃は新聞や雑誌で「仕事をしながら働く」という記事があると目に留まったことを
今でも覚えている。
一番古い記憶は、照明デザイナーの石井幹子さんの子育てと仕事の新聞記事。
大学時代も、勉強よりも熱心にバイトに励み、
時給の仕事よりも、プロジェクト単位で引き受ける仕事が好きで、
その仕事内容と予算をどう配分して期日までに進めるか
学生の仲間を集めて行ったことが、私の楽しい思い出として蘇る。
私の場合、結婚、出産しても、仕事をしないという選択肢は自分ではなかった。
自分の中で、「自然」が「こうするものだ」に変換されていないか何度も問うことがあったが、
私の答えは変わらないところをみると、本当に『働くことが自然な人生が好き』なんだと思う。
今は会社や大学に出向き、「キャリア」について一緒に考える機会をいただいている。
自分にとって「働く」ということを大切に扱って欲しいという思いが、
仕事に繋がっている私の中のひとつの大事な道筋である。