#vocanoteリレー:ちばけんいち(味噌汁P)さん「Akanesus」
表題の通り、フォルテさん主催のvocanote企画「#vocanoteリレー」に参加させていただいています。
自分は4番手。めさんよりバトンを受け取らせていただきます。
↓企画まとめ↓
↓第3走者:めさんによる記事↓
前走者のめさんのvocanoteでは、一般に抑揚の少ない、静寂を楽しむものとされるエレクトロニカにおいて、サビでそうしたセオリーを覆す「歌メロ」が展開されることによる"カタルシス"について触れられています。
そこで!!今回バトンパスされた当方はそんな「カタルシス」を存分に叩きつける一曲をご紹介したいと思います。
ちばけんいち(味噌汁P)さんの2011年投稿ルカトランス、「Akanesus」です。
6分弱とトランスとしては比較的コンパクトで、普段あまりトランスを聴かない方も抵抗なく聴けるのではないでしょうか。
また、後述しますが曲全体を通して抑揚が極端なほどはっきりしており、冗長に感じるということもありません。
何といってもこの曲の全ては3:40の瞬間にあると言っても過言ではない!とあえて言い切ってしまいたい。
美しく厳かな雰囲気のサビから明けて、動画1:57~より一度バッキングが静まり、2:11~からその静けさは極致に達します。
2:40~から再びルカのボーカルが入り、次第にオケの勢いが高まっていき、ためにためた末の3:40で爆発…というカタルシス。
脳汁吹き出ます。
この大胆な緩急の対比が本当に絶妙で、基本的に同じメロやフレーズのループからなるルカトラであるにも関わらず飽きさせない理由はそこにあるのだと思います。
曲展開に合わせて、次第にモノクロの一枚絵が色づいていく演出も鮮やか。
トランスの無機質感が苦手という方にも是非、色眼鏡を外して聴いていただきたいルカトラの名曲。
爆音推奨です!
…はい、ここからは懺悔です。
今回の記事は、2013年8月に非公式ボカロ紹介サイトに寄稿させていただいたレビュー文の加筆転載になります。
良くいえば「蔵出し」、悪くいえば「使い回し」です。
現在、記事を寄稿したサイトは実質閉鎖状態にあり、寄稿したレビュー文は未公開の状態になっています。
正直、こういう場においては新しくネタをしたためるのが礼儀だと思うのですが、今回バトンワードを定めるにあたり、せっかくの機会なので!とこの場にて再投稿しようと思い立った次第です。
ご容赦くださいmm