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KU100の秘密はPZMっぽい構造にある気がしないでもない

さてこんな製品がある。

耳なしではあるものの広義のバイノーラルマイクである。坊主がお経描き忘れたのだろう。

ORTFっぽい向きになったステレオのPZMの真ん中に仕切りが付き、裏面に何やら便利なのか便利じゃないのかはっきりしないが、ヘッドホンアンプやマイクヒーター、などがついている。ダイヤフラムなんていう薄い金属が果たしてちゃんと温まるか謎ではあるが、湿度が高い時、結露するのは気温より温度が低いものなわけで、とりあえずマイクの保護には有効なんだろう。マイクの自己ノイズも内蔵マイクプリも非常に品質が良さそうで8dBAの-129dBu EINとなっている。スゲエ。これ地味にKU100とか3dioよりも静かですよ。
お値段は999米ドルと決して安くはないが、スペックやデモにあるとおり出音は良い。

つづいてみんなが大好きなKU100…の中身。

かなりブ厚いABS樹脂で作られたハウジングや耳台のお蔭で、おそらく耳を削ぎ落としてしまった場合、中途半端に隣のチャンネルにクロスするPZM、つまるところややいびつなナメック星人の家状の指向性を持つに違いない。

つまりそのーなんだ、ダミーヘッドを自作するときは、頭方向の指向性が弱まるように工夫するとうまくいくんじゃないのか、つまるところ中身を何らかで詰めるか、または仕切りをいれるとか、鼻を高めに設計するとかの工夫がマネキンヘッドに問われる気がするとかそういうお話でしたとさ。


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