政府お墨付き銘柄(2024)(だから何?)
今回は番外編で、政府お墨付き銘柄のパフォーマンスを確認しておこう。
まず政府は女性活躍に熱心な企業を「なでしこ銘柄」として毎年選定している。経済産業省の選定の目的は下のようなものだ。投資家にとって中長期的に魅力のある銘柄として紹介している。
なでしこ銘柄に選定された企業群の売上高営業利益率や配当利回りは、プライム市場の平均よりもかなり高いとして紹介されている。
今年選ばれた企業は下の企業だ。初登場は、エーザイ、山陰合同銀行、日本マクドナルド、パーソルだ。
年初来騰落率も非常に好調な山陰合同銀行の評価ポイントだけ、抜粋しておこう。但し、全体の平均では今年は13%、昨年は21%の上昇であり、日経平均のパフォーマンスを下回っている。
なでしこ銘柄のパフォーマンスは、まちまちであるが、仮に日本で女性総理が誕生したりすると、急に上昇したりすることもあるかもしれない。
次に同じく経産省が選定している「デジタル・トランスフォーメーション銘柄」を紹介する。今年は下の企業が選ばれた。網掛けに上の3つの企業は2024年のDXグランプリ銘柄である。
また、経産省は中期的にDX銘柄として素晴らしい企業を、「DXプラチナ企業2024-2026」として3年間の基準で2社を選定した。
日立製作所とトプコンである。
さて、最後に「なでしこ銘柄」と「DX銘柄」のダブル受賞をした企業が5社ある。私は、このダブル受賞銘柄を「政府お墨付き銘柄」と呼んでいる。パフォーマンスの面では、LIXILとオムロンがかなり足を引っ張っているが、他の3社は好調のようだ。
今回は、番外編として、2024年の政府お墨付き銘柄を紹介しました。良い週末を!