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来週の相場見通し(1/20~1/24)② 日米株式市場

1.株式市場全般

IMFが最新の世界経済見通しを公表した。昨年10月時点の2025年の成長率予想が世界全体で3.2%であったが、今回3.3%に上方修正されている。目立つのが米国の+0.5%もの大きな上方修正と、欧州主要国の下方修正だ。ドイツは▲0.5%の修正となっている。日本は変化がなかった。現在、S&P500は25年通年で約+14%程度のEPSの成長が見込まれているが、この2.7%の高成長が実現できれば、十分に達成可能であろう。

それにしても心配なのは欧州だ。今週発表された暫定値ベースのドイツの2024年の実質GDPは▲0.2%となり、2年連続のマイナス成長となった。下のチャートは、ドイツの実質GDPの推移だが、2年連続のマイナス成長は、約20年ぶりのことである。

(ドイツ実質成長率推移)

IMFの世界経済見通しの今回のタイトルは、「世界成長:まちまち、かつ不確実」というものだった。IMFの世界経済見通しのタイトルは市場でも注目されており、過去のタイトルをざっと眺めるだけでも、ここ数年の経済のトレンドがイメージできるので役に立つので、注目するといいだろう。

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