
父の背中を追って。これからのこと、雑記。
2025年2月6日早朝、父は逝った。
前日の夕方に会ったときは、まだ目も開けてこっちを見てくれたし、話しかけると弱々しく、しかしハッキリと声を出して応えてくれたりもした。そう長くないだろうけど、あと何日かは持つかもしれない。家族では、そんな話をしていた。
だがその翌早朝、父は静かに胸の鼓動を止めた。
「よし。いくわ。」
そう言わんばかりの絶妙なタイミングで、立派な立派なこの世の人生を終えて、すぅっと空へ旅立った。
父が生きていた最後の日に残しておいた言葉。
今はまだ、自分のなかの喪失感から少し距離を置いていたい。
数年かけて少しずつ心の準備をしてきたので、そこまでドラマティックな感情ではない。けど、それでもいざ語ろうとすれば、寂しくて寂しくて寂しくて、到底うまく話せる気はしない。
だから今は、そんな大きな喪失感にはあえて触れず、溢れ出そうになる何かがあるときは、眩しいほど美しく微笑んだ父の遺影からもプイと目を逸らして、その気持ちにフタをしている。
満たされることのない、このポッカリと空いた穴が、もう少しだけ小さくなるまで。
さて。
そんなこんなで、日常から離れた日々を送っていたわけだが。本当はその感情プロセスすら、ちょこちょこ文章にできたらいいなと思っていたが、誰かと行動を共にす時間も多く、一人になってもなかなか内省できる心の余裕ができず、noteもこうしてほったらかすことになった。
今日になってやっと、もろもろの後処理が徐々に落ち着いてきて、これからの自分の人生に少しずつ戻っていくフェーズまできたので、少し立ち止まってnoteに向かっている。
父の背中を追って。
変わらず父を想って生きていくにあたり、今のわたしができることってなんだろう。
そんなことを、あらためて自問するようになった。正確には、ここ数年ずっと心のどこかにあったその「問い」が、より強いものになった。
大げさじゃなくていい。父の娘として、父に誇りに思ってもらえるような、そんな未来を見ながら前に進みたい。そうすれば、父のことをより近くに感じられる気がするし、自分のなかにある父を感じながら生きることができたら、より幸せに満たされた人生になっていくのではないか。
・・・。
どうすればいいの?
っていうのは、少しずつ固めていこうと思ってます。
(書かんのかい)
(きっと進めば答えは見えてくる)
兎にも角にも部屋の片づけ。
引っ越した。そういえば。
父のことで実家に出っぱなしで、もはや忘れかけていたのだが、わたしの新しい家はまだぜんぜん片づいていない。段ボールこそほぼ開梱ずみだが、きゅうきゅうにモノが置いてあって、生活できないとは言わないものの理想の生活からはほど遠い状態でわたしの帰りを待っている。
何がどこまで進んだか、よく思い出せないぐらいになっているが。週末に帰ったらボチボチ片づけながら、新しい生活を作っていきたいと思う。
アートに触れて内省する。
アートから疎遠になってもう何ヶ月も経つ。引っ越し前の家のトラブルあたりからそういう余裕がなくなっているので、もう3、4ヶ月になる。お正月に母と姉と3人で行ったが、誰かと行くのと一人で行くのはまるで違う。こういうときは、ちょっと心もすさんでいる。余白がなくて、ややすり減った状態とでも言おうか。
そろそろ一人で心の旅(という名のアート巡り)に出かけないといけないのではないか。
・「おかえり、ヨコハマ」横浜美術館:何げにずっと待っていた
・DIC川村記念美術館コレクション展:3月閉館までに絶対に!
・坂本龍一「音を視る 時を聴く」東京都現代美術館:とにかく必須
ここらへんを最優先に、3月までにはなんとかちょこちょこアートに触れる生活を。
#アート巡り #アート展 #DIC川村記念美術館 #坂本龍一 #横浜
音楽とともに人生を。
もう何度これを話しているかもわからないけれど、今年は音楽活動の本格再開元年になる。実際、この久しぶりのnoteでも、あれこれ色々考えているふりして頭のなかは音楽のことで満ち満ちになっている。
父は、いつもいい声で歌を口ずさむ人だった。晩年、耳が悪くなってからは、自分の声も聞こえなくなってしまったそうで、うまく歌えなくなってしまったのが本当に残念だったのだけれど。ほんとうに素敵な歌声だった。
そんな父が好きだった曲を歌うことも、人生の新しい夢になった。今から楽しみ。
音楽活動を本格化させるには、とにもかくにも制作・録音環境の整備。
今年の目標はとにかく、サクサクっと作品を世に公開できる自分。
・・・がんばれわたし。
この気合いを言葉や映像で見せることができないので、これしか言えないのだけれど、近いうちにnoteでももろもろ書いていけたらと思うので、楽しみに待ってていただきたい。
ちなみに前に書いた蔵出しソング企画。
勢いづいたときに出すことができず機を逸してしまった感じもしているが、今のところは地味に細々とやっていこうとおもってる。
ここらへん書き出したらキリがないんだけど、あとはオフラインで整理したいと思います。
さ!生きるよ。