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2024年振り返り:成果[2]久しぶりにDTM機材を揃えた。
2024年の振り返りの詳細シリーズです。
【バックナンバー】
・2024年振り返ったら幸せだった。(サマリー編)
・[1]成果:ポッドキャストを配信した。
音楽制作の環境づくりは、音楽活動を再開させたいこの何年かのなかでずっとずっと鬼門となっていた。
ことの始まりは5年ほど前に遡る。iMacをはじめ手持ちのDTM機材が不思議と順々に故障していって、それにともない使わなくなっていた機材を住環境の変化をきっかけにいったんすべて手放し、一切の制作環境を失った。
そこから数年はいろいろあって制作意欲もすっかり喪失して、音楽制作から遠のいていたんだが、コロナあたりから「後悔なく今を生きよう」みたいな世の中の流れもあって、またふつふつと意欲が湧いてくるようになっていった。
が、その時点でふたたび自宅に制作環境をつくれるスペースがなかったし金銭的にも余裕がなかったので手放したものを買いなおす気にはならなかった。なにより自宅以外の場所で作業がしたかったので、スタジオにパソコンや三脚などの一部機材を持ち込み、足りないものは都度レンタルしてやる、という、かつてとはちがうやりかたを模索した。
遠慮なく音を出せるスタジオ環境は大変ありがたいものではあるが、個人的に音楽が「自分だけの世界」からはじまっていることに、体力的なことも相まってスタジオワークにもいろいろ難があった。
・個人練習室は隣接ブースとの音の干渉がある
・ドアの前を人が行き来するのが気になってしまう
・PC+タブレット+KeyB+三脚→やっぱ重い
・機材セッティング&バラしに時間がかかる
・レンタル機材を使いこなすまでに時間がかかる
・毎回地味に忘れものする(ケーブルとか)
・都度のスタジオ代支払いがジワジワくる
・機材レンタル代もバカにならない
→だんだん持ち込み機材が増える(重)
・機材運搬のため車移動で駐車場代もかか?
・安い駐車場が遠くてけっきょく運搬が大変
・そんなこんなで始める前にやや疲れてる
え、愚痴ばっかり書いてしもた!こんなに不満あった???笑
一応何ヶ月も努力して作業したし、しばらく休んでもまたチャレンジしたり、スタジオ代やレンタル機材代は払えることを感謝しながら、かなり長期にわたりトライしたのです。
それでもやはり、実際のところ、もともとレンタルスタジオは知らない人たちがいっぱいいるので人見知りなわたしにはそんなに合わないと思っていたこともあり(え)、合う合わないの問題もあって、苦行に疲れ果てたわたしはついに堪忍してもう一度自宅の片隅にDTM機材をそろえる決意をした。(この頑張りがなんだったのかは謎)(わたしなりに事情はありました)
(そしてリハーサルスタジオはバンドや楽器の人と合わせる練習のためならとてもいい場所です)
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テクノロジーの進化がいちじるしい昨今、いざ機材を選ぶにあたって最新情報を片っ端からリサーチしてみたのだが、意外や意外、10年以上前に買ったときから「名品」も「おすすめエントリモデル」もそんなに変わっていなかった。
ただし類似商品はめちゃくちゃ増えていて、同じような機能や性能でもデザインや価格によって選択肢が広がっているという印象。ありがたいけど、わたしみたいな人間は迷ってしまいがちで、あれこれ一気に買うことができず、数ヶ月かけて一つ一つ買い足して、なんとか最小限の環境が揃いつつある。
いろいろじっくり検討したわりには、欲しい機能、重要視したい性能を突きつめていくと結局かつて使っていた機材の後継機を買っている自分がいたりして「人間の好みって変わらないよね」「やっぱりソニーよね」「けっきょくDUETか」そんなことを思いながら。
そうやって揃えた機材で「いよいよ作業してみよう」という段階で自宅がトラブルに見舞われて少しの音も出せない環境になったせいで2024年は「機材を揃えた」だけで終わってしまったのはちょっと残念だが。
作業は引っ越し後の2025年2月からに持ち越しとなっていて、ぼちぼち作業にむけて仕込みを始めようというところ。やりたいことはホント色々あって、他のこと同様、ちゃんと絞り込むことが大事になってくると思うので、そこらへん気をつけて進めていく所存です。
これまで数年スタジオでやった半端な制作物を公開しつつ、これからの展望もnoteに書いてまとめていってもいいかもしれない。作品としては完成してないからnoteで蔵出しするのがちょうどいい気がする。
揃えた機材についても近いうちにご紹介します。まだあんまり使ってないのでレビューではないけど、選んだ理由を添えてまずは簡単に書けたらいいなと。
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そんな感じで進めた機材購入、「音楽やっていくよ」という自分への決意表明であると同時に「買ったからにはやらねば」という自らへのプレッシャーにもなるわけで、久しぶりに勇気を出して一歩前に進んだ感があった。
まだまだ挫折の記憶もあるし、DTMがプロ級にサクサクできるわけでもないから、うまく作業できるのかドキドキしているところもあるが、同時にやっぱりワクワクしている。好きなときに好きなことにさっと向かえるという喜びは、なにものにも替えがたい。そう考えると、何年もそれを避けていたのは失敗が怖かったなのかもしれない。勇気を出せた自分、勇気が出るまであがきながらも諦めなかった自分を褒めてあげてもいいのかも。まだまだこれからですがね。
ということで、こちらは2025年の展望記事ではなく、上記のとおり、過去の作業内容の蔵出しシリーズでもつくって時折だらだら語っていこうと思う。
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