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2025年は韓国語ベラベラになりたいわたしの2024年は。

ハングル検定4級に合格。

2025年の不確かな目標にむかうわたしのペースがこれで合ってるかどうかはさておき(知ってます、わかってます)。

受験したときの手応えとその後の自己採点で、合格濃厚とは思っていたものの、ちゃんと通知をもらうとやっぱり嬉しい。

試験が直島旅行の直後だったから「こんなにまったく勉強せず受験していいものか」などと言い訳めいたことを考えながら5日前ぐらいから「やめようか」「やっぱり行くか」を1日100回繰り返していた。

ハングル検定4級。それは、かなり初級

4級 60分授業を80回受講した程度。 基礎的な韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる。 比較的使用頻度の高い約1,070語の単語や文型からなる文を理解することができる。

ハングル能力検定協会「各級レベルと合格ライン」より

「勉強してない」と書くと「え、自慢ですか?」と思われるかもしれないが、そうではない。試験対策をしていないだけで、韓国語の勉強は、ゆるく長く、私なりのやり方で確実に少しずつ積み上げてきた。

そもそもわたしは「合格できそう」と思ってからしか資格試験を受けないことにしている。これも聞こえはいいかもしれないが、語学学習におけるわたしなりの資格とのつきあい方だ。

韓国語を知りはじめたころ、資格の勉強が苦手なのに早くマスターしたいが強すぎてTOPIK教材を揃えてスパルタな学習計画をたてたものの、けっきょくほぼ手をつけなかったあげく申し込んだ試験にすら行かない(しかも2回)という大挫折の経験があるから、自分がテキストを買ってコツコツ勉強できるだなんて過信しないようにしてるのだ。

KPOP、K-R&BにK-HIPHOP、韓ドラ、ドキュメンタリー、YouTubeに溢れるトークやバラエティ番組、アイドルのライブ配信まで韓国語の鬼インプットをするようになって2年、独り言やSiri、Chat-GPTとの会話、歌の練習などアウトプットもちょこちょこしながら、ほんとうにじりじりと知識を増やしていった。それでも1年ぐらいは「ほぼ変わってないかも」ぐらい微妙な伸びだったが、1年を過ぎたたころから急に動画や歌の歌詞を聞いて「あ、今のわかるな」と思うことが増えていることに気づいた。

そこで試しにハングル検定のレベルチェックをしてみたところ4級は10問中 7、8問正解となり、合格点が60点であることを考慮すれば、まずまずの確率で合格できそうだという感触だった。

だからこそ申し込めたのではあるが、ここで考えてみて欲しい。試験対策をしないで資格試験を受けるのはけっこうなチャレンジなのである。

テキストの練習問題も解かず、模試もやらず、たった10問のサンプル問題を解いたにすぎないわたしの「まずまずできるのではないか」は正真正銘の「ただの予想」で、「韓国語少しは分かるようになった」というわたしの思い込みが真実かどうか、本番一発勝負で宣告されることになる。それは結構まあまあ怖い経験だ(だったら勉強すればいいのにね)


そうやって日に日に高いハードルになっていったハングル検定試験だが、受験する4級が午後だったので、なんとか行く決心ができた。

だがそんな行き当たりばったりだから、試験当日になってから受験票を確認し、写真が必要なことが判明。会場に向かう前に家の近くのコンビニをあちこち車でウロウロしながら証明写真の機械がある場所をさがし、やっとのことで撮影開始したけれど、久しぶりの写真撮影で冴えない顔が気に入らず制限時間いっぱい撮り直したあげく、1回目とさほど変わり映えしないまぁまぁ冴えない顔の証明写真できあがり。

人生そんなもん。それでも最近はうっすら加工して整えてくれるから本当にありがたい。これには心から感謝している。そんなことより、本当にまた人前に出るんだったらこのこわばった表情どうにかしないとだな。なんて思いながら、向かいのコンビニで写真を貼りつけるためのスティックのりを購入し、せっせと貼りつけて会場にむかった。(ハサミは車に置いてあった)

ところがどっこい、わたしはこのとき大きなミスを犯す。会場から徒歩3分ほどの時間貸し駐車場に車をとめる予定が、満車だったときのためにと少し遠めの駐車場もいくつかチェックしてお気に入り登録していたことが仇となり、会場から遠い駐車場をナビに設定してしまっていた。

初めていく場所の、初めて停める駐車場。証明写真のくだりで予定の倍ぐらい時間がかかり、時間がギリギリで焦りぎみの心を必死で落ち着かせて安全運転をしていたわたしが、その駐車場が間違っていることに気づくわけなかった。ちょうど支払いを済ませた人がいて「満」マークが「空」に変わったことに歓喜し、いそいそと車を停めた。よし完ぺき。このとき試験開始20分前。

いろいろあったけど、なかなか理想的な時間・・・のはずが、車を降りてスマホで徒歩ルートを出してみたらなぜか徒歩12分の表示。そんなわけない。そんなわけないし、そんなわけない。が、何回確認してみても結果はおなじ徒歩12分。なんと。なんと。思ったより遠い駐車場に停めてしまったのだとそこで初めて気づいた。

あれこれ考えている暇はない。徒歩12分ってけっこう遠い。時間がかなりギリギリ。ギリギリすぎる。もうやめてしまおうか。やっぱり行こうか。ここまできても、まだこれを5回ぐらいは繰り返した。さっきまでの誇らしい気持ちがすぅーっと秋晴れの空に昇天していった。

試験開始時間がすぎると会場に入れないから、わたしはこの初めて降り立った土地での12分の徒歩ルートを、絶対に間違えることなく会場までたどり着く必要があった。知らない土地で、目立った目印もない路地にある駐車場。まず最初にどっちに歩き出すかが重要。かなり気を張りながら、集中してルートマップを見ながら会場にむかった。

最後の最後で最大の集中力をつかって(まだ試験前)、わたしは無事まっすぐ会場にたどりついた。また誇らしい気持ちが戻ってきた。わたし、間に合った。よくやったよ、よくやった。(だからまだ試験前)

会場のエレベーターで一緒になった人たちはみんな息を上げて、そわそわと時計をみながら各自の受験番号に該当する教室に入っていった。みんな。間に合ったよねわたしたち!がんばろうね!


そうやって(どうやって?)なんとか受けたハングル検定。

特に試験勉強はしなかったけど、この2年、コツコツと積み上げてきたものがあったと書いた。そういうものが、しっかり結果につながったと思っている。

「風邪で喉が痛い」という会話文は、韓国ミュージシャンのインタビューやライブ配信を聞きまくっていたから当たり前に聞こえてきたし、選択肢から「船」の韓国語を選ぶ問題では、数日前に見たBIGBANGの動画で、彼らの再出発を「船出だ」と話していたのを覚えていたから「船」がすぐ分かった。

もちろん我ながら「こんな簡単なこともまだ分からないのか…」と痛感することもたくさんあった。特にハングル文字を読むのが遅いがゆえにできなかった問題の多さには愕然とした。が、また来年、心あらたに前進したいと思う。

。。。

とか言いながら来年の学習については今のところノープランだけど、来年はおそらく韓国語の歌をたくさんカバーするから、それで少しは伸びるのではないかと思う。英語のときもそうだったが、試験は目的ではなく目安で、話せるようになりたいし、歌えるようになりたい。だからそれを目標に来年もコツコツやれたらと思っている。

ともあれ、合格おめでとうわたし。

ちなみに連続投稿13日目。これもなかなかよく頑張ってる。

#ハングル検定 #韓国語 #エッセイ #毎日note

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