CIYのブランディングの根幹となるCI(ロゴデザイン)ができるまでの制作プロセスをご紹介!
こんにちは、CIYサービス開発チームの川崎です。
みなさん、CIYの性格診断はもうやっていただけたでしょうか?
「CIY」というと、ほとんどの方がドット絵のトーテムを思い浮かべることと思いますが、今回は、サービスのCI(コーポレートアイデンティティ)である『ロゴ』にフォーカスを当ててみました!
初期構想から、実際にロゴができあがるまでのストーリーをご紹介していきたいと思います!
◆ステップ1:CIYの「らしさ」を体現する、コンセプト設計
サービスを始めるにあたって、最初のクリエイティブとなるのがロゴデザイン。
これから私たちにとって大きな存在になる『CIY』のサービスロゴともあって、ブランディングの根幹となるCI設計にはかなり気合を入れて制作にあたりました!
まずはこれまでに設計したサービス戦略を振り返りつつ、「このロゴにどのような想いを込めるか」にフォーカスして、チーム全体でコンセプトを定めました!
これらについて「ロゴ」というビジュアルで明確化することをミッションに、デザインに取り組みました。
◆ステップ2:ロゴテイストのポジショニングを明確化し、アイデアの源泉に利用
次に制作チームが行ったことは、ロゴテイストのポジショニングを明確化することでした。
CIYのロゴを見て、「どう感じてほしいのか」を決めるために、まずは世に出ている様々なロゴについて、ポジショニングマップにプロットしていき、
・CIYのロゴをどこにプロットするべきか?
・プロットしたテイストの周囲に位置するロゴは、なぜそう感じるのだろう?
上記を言語化する作業から入り、ロゴを作るにあたってのアイデアを洗い出しました。
ポジショニングマップのグレーのエリアが、CIYロゴのテイストのポジションです。
「シンプルで、スタイリッシュさも備えつつ、ポップ寄りに仕上げる」というテイストで表現することを決めました!
ここまで来て、いよいよロゴのデザイン着手です!
◆ステップ3:ロゴアイデアをたくさん出し、社内プレゼン
これまでにすり合わせた前提をもとに、チームで可能な限りアイデアを出し、社内でプレゼン大会を行いました!
メンバーによって、様々な切り口から面白いデザインがたくさん出て、非常に盛り上がりました!
◆ステップ4:メインのキービジュアルを決め、ブラッシュアップ
プレゼン資料をもとに慎重に話し合った結果、このビジュアルを軸にしていくことが決まりました。
ポイント:
・「色相図」をモチーフにし、「あなたの色の可能性」を訴求するとともに、カラフルでワクワクする色味に。
・「ドット」を用いて色相を表現し、「ドット絵が生成される」というサービス内容を暗示。
・「解析/高精度」感を与えるために、ドットは整然と並べ、「ポジショニングマップ」を想像させる配置に。
・安定感のある六角形で、さらに信頼感を演出。
・このカラー座標の中に、“Y”(yourself)をプロットし、「Color inside yourself(様々な色の集合体から、あなたの色を見つけ出す)」を表現。
非常にコンセプチャルなロゴアイデアなのですが、まだまだ課題もありました。
課題:
・これだとまだ「ドットの集合体」で、ロゴにまで昇華しきれてない!
・真ん中の黒がちょっと気になる!
・もっと、デザインに載った際に目立つような「ウェイト」が欲しい!
・もう少しポップ寄りにしたい!
これらの意見を参考に、ブラッシュアップを繰り返しました。
◆ステップ5:ロゴ完成!
試行錯誤の末に、みなさんが普段見ていただいている完成系のCIYロゴになりました!
改善点:
・真ん中の“Y”をCIYの「c」「i」「y」を重ねたような印象にし、重ね感&プチンと切れたようなディテールの遊び心を出し、活発さやポップさを出した。
・中央オブジェクトにウェイトを出し、変化の途中にあるようなグラデーションを出すなどして、存在感を強くした。
試行錯誤の結果、「CIYらしさ」が体現された、非常に想いのこもったロゴに仕上げることができました!
◆さいごに
いかがでしたでしょうか?
1つのロゴデザインでも、非常に多くの想いや情報が隠れているので、他にも気になったロゴがあれば、「ロゴに込めた想い」を調べてみるととても面白いですよ!
かなり長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!