QC検定1級過去問の解説(第35回の問1)
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自己紹介
QC検定1級, 統計検定2級を持っています。現在は統計検定準1級の合格を目指しています。過去に合格したQC1級の復習として自分なりの解答を共有していこうと考えています。※解答のみで問題は載せません。
読者の皆さんからQC1級の合格者を増やし社会で活躍してもらいたいです。ひいてはQC1級仲間として僕も尊敬されたいです。次回の第39回で3630人目の合格者を目指しましょう!
所感
検定と推定の問題です。2項分布の正規近似のパターンですが、今回は修正不適合品率を使います。第34回の問3とは違う方法です。誘導が丁寧なので4問完答したいです。(2)の連続修正だけは知らないと引っかかってしまうかもしれないです。
解説
(1)
求めるのは母不適合品率の同時推定値。まずは修正不適合品率を使わないときは
(2)
求めるのは、修正不適合品率を使った正規近似の名称。2項分布は離散的な分布なので、連続的な正規分布とズレがある。これを修正するため、連続修正と呼ばれている。エが正解になる。連続修正の意味は、(離散的な分布を)連続(的な分布へ)修正だと解釈しています。
(3),(4)
求めるのは、検定統計量の途中式と計算した値。2つの母不適合品率の差の検定での検定統計量は