QC検定1級過去問の解説(第34回の問10)
第34回過去問の解説まとめ
所感
ランダムサンプリングのサンプルの平均値の分散の問題です。(48),(49)は知ってればすぐに解けます。(50)は考え方を知らないと解けないので捨ててもいいと思います。2問は正解したいです。
解説
(48)
求めるのは無限母集団からの平均値の分散。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167491026/picture_pc_49a419944e7114cfdda63b6229d6c238.png?width=1200)
(49)
求めるのは有限母集団からの平均値の分散。非復元抽出になるので、有限母集団修正を係数として考えると
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167491063/picture_pc_7ea09a53f7ff6010f6077875bf05a759.png?width=1200)
ちなみにN→∞として無限母集団に近似すると、係数が1になり(48)と一致する。
(50)
求めるのは有限母集団からn個のサンプリングをして、それぞれをm回測定したときのnm個のデータの平均値の分散。まずサンプリングと測定は独立である。測定誤差は後から考える。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167491207/picture_pc_537bf1193e55f7a3420e89120ff4e442.png?width=1200)
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