1分で分かる擁壁の設計~擁壁の根入れ長編~
今回は、擁壁の設計~擁壁の根入れ長編~についてです。
L型擁壁の根入れ長については、会計検査院でも指摘されていますので設計照査や施工の際には注意しましょう。
結論
「道路土工 擁壁工指針」によると、擁壁の直接基礎の原地盤面等からの根入れ深さは、将来予想される地盤の洗掘の影響等を考慮する必要がある。
片持ばり式擁壁等は、原則として底版厚さに0.50m 以上加えた根入れ深さを確保する。
擁壁に接してコンクリート水路を設ける場合の根入れ深さは、水路底面より 0.30m以上確保すること。
降雨等の影響により地盤の洗掘等が進行すると転倒等する恐れがある為、L型擁壁のみの場合は50cmに底版厚を加えること、水路に接している場合は水路底面に30cmを加える必要があります。
みなさんはどう覚えていますか?