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とあるデリヘル嬢との出会い⑥
5月下旬、いよいよ待ちに待ったデート当日。
朝2番目のバスで東京に向かった。
バスの中でまた音楽を聴きながら、どんなこと話そう?とか何を一緒に食べよう?とかその日は水族館に行く約束だったからそのあとどうしよう?とか考えていた。そんな時間でさえ楽しかった。
着く間際にその子からLINEが来た。
“ちょっと服見たくて、すぐだから少し待ってもらってもいい?”
自分も少し趣味の物を見る予定だったし、だから
“全然いいよ!ゆっくり見てきて!”
って返事をした。
待ち合わせが11時だったが、その子の服を見る時間を考えて少し新宿をブラブラしながら趣味の物を見たり買ったりした。
11時半くらいにまたLINEがきた。
“お待たせ!今◯◯にいるけどどこにいる?”
近かったから自分も
“そっちに行くね!”
ってLINEを返して向かった。
最初はどこだ?ってなりながらお互いLINEでこの辺にいるよとかって教えあいながら無事に合流できた。
合流して会った瞬間、この前のホテルで会ったときとは雰囲気が少し違くて、前もかわいかったけどもっとかわいかった。相変わらずお人形さんみたいで真っ白に透き通った肌。こんな子とデートできるなんて一生に一度しかないって思った。それにこんなかわいい子と歩けて、すごい優越感だった。
とりあえず行こうかって、電車に乗って水族館に向かうことに。東京に慣れてない自分はどこから乗ってとか調べてたけど結局その子が全部調べてくれた。やっぱりほんとに優しい子だ。
電車を待ってる間に、まだこの前のモヤのことを伝えてなかったから伝えた。
すると
“え、なにそれ!ってかお化けとか見えるの?”
自分も
“信じなくていいけど昔から見えるの。モヤはここ数年前から。だから一応気をつけてね?”
そしたらその子が
“お化け見えるとか怖い。わからないけど一応気をつけるね。”
自分
“今日はモヤまったくないから大丈夫だと思う!”
そう、その子からモヤは消えていたのだ。自分もびっくりした。でもモヤはいい物ではないと思うからとりあえず一安心した。無事にそのことを伝えれてよかった。
電車がきて電車に乗りまずはお金を渡した。
事前に用意したちょっとかわいい感じの封筒にお金を入れたから、かわいいって喜びながらありがとうって受け取ってくれた。
電車の中でいろんな話をした。お客さんのこととかこんな車(めちゃくちゃ高級車)が欲しいとか少しぶっ飛んでるなって思いながらも楽しかった。降りる駅まで30分くらいかかるのに話していたらあっという間に駅に着いた。
約束通りの水族館。自分はペンギンが好きってのもあったし、水族館どう?って提案したらいいねってなって水族館になった。
その子もペンギンが好きみたいで、魚とかも軽くみてペンギンのところへ。かわいいねって言いながら写真をいっぱい撮っていた。水槽に近づいて見ていると、ペンギンがいきなり跳ねて水がその子に少しかかった。大丈夫?って聞いたら、大丈夫だけど臭くならないかなって心配してて、少し申し訳なかった。
でも意外にペンギン達が少なくて、そのほかにもいろいろ見たけどたいぶ早く水族館を出た。
そこから近くのお店でいろいろ見たりした。
でもそれでも時間が余ってしまう。こういうときに自分はダメだ。予定をしっかり立ててなくて、どうしよう?とかどうしたい?的なのをその子に聞いてしまう。反省しなくてはならない。
でもなにか食べようってことになり、冷麺を食べた。
その子は冷麺が好きみたいで自分はあまり食べたことなくて、その子が口に合うかわからないけど大丈夫?って心配してくれた。でも前食べたとき美味しかったから大丈夫!って言った。
そんなときでも心配してくれるなんて、自分はただの客なのに優しいなってまた思った。
食べたあとその近くに抹茶のアイスとかがあるお店があって、食べたいってなった。でも自分は抹茶が少し苦手。でも克服しようと自分は抹茶ラテを飲んだ。普通に美味しかったのだ。克服できたねってその子は抹茶のアイスを食べながら笑っていた。その笑顔もほんとにかわいかった。
そのあと、また建物内をブラブラしてると気持ち悪い虫とかのイベント的なのをやっていた。
自分は少し興味があったし、その子も入る?ってなり入ることに。
確かにキモい虫とかいっぱいいたが楽しめた。
何気にその子はキモいって言いながら写真を撮っていた。
その後もその子が見たいものを見たりして、時間がだんだん迫ってきた。
心の中でこのまま時間止まってくれってずって思ってた。だが時間は来てしまう。
そのまま一緒に駅に向かった。
水族館意外、だいぶグダグダなデートになってしまった。
その子に
“グダグダな予定でほんとごめんね”
って謝った。
するとその子が
“全然楽しかったし、ノープラン好きだから大丈夫だよ”
その言葉に救われた。ずっと自分は次どうしようって考えて行動してたから。
駅の端でそんな話をしたり、このあと仕事嫌だとかこれからどこか行くの?とか話した。
自分はそのあとまた趣味のことで行きたいところがあったから◯◯に行くって伝えた。
わかる?行ける?大丈夫?って最後まで心配してくれた。
もう何回も言うが、ほんと優しい子。
別れる時間がきた。最後に自分から
“また誘っていい??”
って思い切って聞いてみた”
すると
“また誘って!楽しかったから!”
嬉しかった。これでまた会える。
そのまま、じゃあまたね、バイバイって別れた。
そのあと自分は電車に乗り目的地に行ったり、東京の町をブラブラした。だかここでスマホの充電が20%を切っていた。いつもはモバイルバッテリーを持っているのだか忘れたのだ。
どこか充電できるところないかなって探したが、軽くパニックで思い浮かばない。
これから仕事って言っていたけど、スマホ充電できるところないかな?ってLINEしてみた。
仕事前なのに、ここならできるんじゃない?とか教えてくれた。
なんでこんなに優しいのか。そのおかげでドトールに入って充電ができた。
そのあと最終のバスで帰宅した。
バスの中でお礼のLINEをしたりした。
ほんとに楽しい1日だった。これまでで1番楽しいデート。ほんと夢見たいな時間だった。
次は絶対ちゃんと計画立てて誘うって決めた。
でも次もほんとに会ってくれるのかなって心配もあった。
続く